そのことで自分の山のホームページで過去の記録を見返してみると、2002年5月に金峰山〜瑞牆山を歩いており、その時の記憶では、登山道で林業関係者から「山に入るときは熊鈴を鳴らしながら歩いて下さい。熊は人がいることを知ったら、たいていは身を潜めて過ぎ去るのを待っています。」「クマが出たとか騒がれると殺されてしまいますので、そのようなことにならないようにしてあげて下さい。」というようなことを言われたのでした。
そう言えば奥多摩の山中でも熊の出やすいところがあったなとさらに調べると、2007年の記録に「(注意)特に天祖山から水松山に至る周辺には、ツキノワグマが多数生息し出没が頻繁だと言われている。」と書いています。
https://yamatabi-hanatabi.com/toritaniyama2007.html
そのような話はそこまででいいのですが、その記録の最後に「皇太子殿下(今の天皇陛下)が酉谷山を歩かれている」ことを記載しており、宮内庁の記録を見ると酉谷山でご昼食をなされていることが分かりました。ご休憩なされたのですから、当然に避難小屋をお使いされたものと思います。
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gonittei/02/h19/gonittei-2-2007-10.html
2007年9月の北岳登山の際の広河原から乗り合いタクシーで芦安に向かう車中でした。「皇太子殿下が近々南アルプスの山を登られる。どの山なのかは分からないが、青木鉱泉からだろうか。でも、旅館の改装はなされていないようでお泊りに支障があるのではないか。登山道の整備がそのためになされているところはあるとは気が付かないが・・・。」などと話している人がいたのです。
https://yamatabi-hanatabi.com/kitadake2007-3.html
年に1度か2度しか登山に出かけることができないお立場だから、北岳周辺の山にお出でになられ楽しまれるといいなと思っていると、北岳滞在中のラジオのニュースは、「25日から1泊で予定していた鳳凰三山での登山を取りやめなされる。喉の痛みと若干の倦怠感などを訴えられている。」と伝えていました。その年はもう登る機会はないのだろう、なんとも惜しいことだとつくづく思ったのでした。
皇太子殿下がご体調を崩し南アルプスの登山を中止なされたことは、たいへん残念なニュースではあったのですが、その後、日程を変更され雲取山〜酉谷山〜七跳山を縦走なされたことで、ご満足なされたものと思います。
あるとき奥多摩の鷹ノ巣山を石尾根から奥多摩駅に下り、三河屋旅館で入浴しました。この旅館には皇太子殿下(浩宮様)が登山で訪れた際の写真が何枚か飾られていました。2度お泊まりになられたそうですが、その写真に写っている服装やザックなどは質素なものと見受けられたのでした。
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