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十勝毎日新聞の過去の記事に、コイカクシュサツナイ岳を下山中の人が熱中症・脱水により標高5〜600m付近でビバークしたと書かれている。所属の山岳会の人が、この人が下山しないことから捜索に向かい発見、北海道警察のヘリにより救助されている(画像1)。各地の警察の救助活動を見ると熱中症に起因するヘリの出動事案が少なくない。
病院前日の6月30日、朝10時から農作業を始め、夜8時に仕事を切り上げた。10時間の激闘だった。この間、給水は車に張った遮熱・遮光ネット(画像3)を日よけにし小休憩がてら3リットルを消費した。帰宅後は就寝までに水をさらに1リットルほど消費した。
担当のお医者さんは「血液検査」の数値を見ながら「畑仕事を続けていますか。」と聞く。赤銅色の顔と腕を見れば聞くまでもないことだとは思うが、血液検査の数値の原因を知るための質問だったのだろう。
UA値(尿素窒素)が高くRBC値(赤血球)が低い。UAは脱水、RBCは過労に関連しているそうだ。
畑の気温は、気象台の計測値より10℃は高い43.8℃(画像2)。夏の稜線で遮るものがなければ、北の山とて灼熱地獄になる。標高が上がることによる「気温逓減率」を加味することはあっていいが、実際の稜線での条件によってその通りになるとは限らないと思う。
この日、遮光・遮熱シート(ダイオミラー)を張った地面の温度は36.3℃であった。これに風が流れると体感温度は下がり、体力の温存に寄与する。遮るもののない真夏の灼熱のテント場でのテント生活は快適なものになるだろう。
ちなみに、テントにタープ(ARAI)を掛けると、遮光はできても遮熱効果が見られないことは、2024年に実証済み。
製品情報:ダイオ 遮光ネット ダイオミラー (2×2mのサイズ)
https://www.innovex-w.co.jp/products/kinds/agriculture/shade_pack/diomirror.html
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