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今はもう宗屋敷尾根から小黒を越えるのは無理っぽいので、矢岳登山口から矢岳の稜線に出て赤岩ノ頭〜長沢背稜のルートを歩くことにした。
(26~27日の往復)このルートのうち矢岳登山口から荒川分岐点までは私の基準では廃道に近い。林道歩き2時間も辛い。
例年この時期は、よほどの天変地異がなければ酉谷山避難小屋の水は出ない。水は2.5ℓ、酒はビール・日本酒・ワインの3種、0.85ℓ担いだ。
小屋に着くと当然のことながら、水は出ていない。(画像1)
前回ビバークしたとき、小屋には「トイレ清掃用」と表記された15ℓほどの水がバケツやポリタンク、ペットボトルに入れられていたはずだが、うち6リットルほどがなくなっている。
うち0.5ℓほどはバケツの水でトイレ清掃用に使われた模様。(バケツの水を飲用するほど勇気のある人はいまい。ペットボトルの水5ℓは空になっている。)
理由が分かった。2023年12月中旬の土日に破線ルートを登ってきた、つまり山の経験はある、分別はあるだろうというような(小屋の水を=水場の水か善意の置き水を当てにしただろうと思われる)年齢のいった男女3人のパーティの誰もが水を持たずに来て小屋を利用し、そのトイレ清掃用の水を使ったようだ。しかし酒は潤沢に持ってきていて楽しんだ模様。
今回、私が担ぎ上げた2.5ℓの水は1.9ℓ消費し、0.6ℓが余った。ちなみに近ごろ、小屋に未使用のミネラルウォーターなどを残置してくれる人はすっかりいなくなった。
このような人たちにみすみす飲まれてしまう水など、わざわざ担ぎ上げる人はいなくなったという、当たり前の話である。
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