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この日記は、長沢背稜（尾根）にテントを張って夜越しした者が、酉谷山避難小屋からサンダルを持ち出し、使いっぱなしにしてサンダルを稜線の闇のテント場に捨て置いた（としか考えられない）という、貧乏くさい者の所業を嘆いたものです。
長い山登りの中で錯覚（錯乱）を起こしたことはほとんどありません。
ただ一度、北海道日高山脈の山で調子に乗って（体調がよくて）チロロ林道の登山口から幌尻岳まで歩き、余勢をかって北戸蔦別岳まで戻ってその頂上にテントを張ろうと12時間もがんばった際、幌尻岳からの帰路、遠くの稜線に見えたテントが幻であって、非常に落胆した一件ぐらいものでした。
みなさまの年末年始の山の記録を拝見すると、yamapに上げられた記録に怪奇の感を覚えたのです。これまでも、酉谷山避難小屋に奉納された（つまり、小屋利用の便のために登山者が持ってきてくれた）サンダルの数が減っているような気がしたのです。（画像１）
しかし、使用に耐えなくなった物（ゴミが多い）が里に下されることはままあると思われるので、そんなことかと思っていました。しかし、最近の記録
https://yamap.com/activities/29073802
によると、奉納されたうちのサンダル1足が長沢背稜にあることが報告されています。
そうなんです。小屋に置かれたサンダルが持ち去られ、テント泊者によって使われ、そのまま放置されていたものと考えられます。
こういうのを質が悪いというのでしょうね。
当然のことながら善意の人ばかりではなく、適当に生きている人もいるという、怪奇ではなく当たり前に社会層はあるということでしょう。
機会を見て、サンダルの行方を探してみたいと思います。
画像�↓� 我が家のサンダルたち
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