環境省は、上級者・中級者が利用する登山道の整備は「ありのままの自然を体験することにより…自然の中で人間の力を越えた自然のも つ美しさ、偉大さ、荘厳さ、野生等を五体五感によって直接的に体験し、感動や喜びを得る」というので、極力手を入れないとしています。
また登山は情報収集も含めて自己責任的な部分が大きいい。自然性の高い登山道を利用者がありのままの自然と対峙できる状況を確保することが求められるから
・「上級登山者」(登山家、探検家)が利用するバリエーシ ョンルー ト・高山帯・岩稜部等は 整備しない、
・「中級登山者」(登山歴があり、必 要な技術等を判断できる者)が利用する山稜・高山帯ルート・高山帯・ガレ場・岩場は整備せず、補修・修復のみする
としています。
奥多摩に限らず、今や北海道の日高の山にさえ、赤テープがベタベタと付けられるようになってしまいました。それらは(ときおり淘汰されることもありますが)執拗という言葉が適当なほどで、一部の人の身勝手なテープの貼り付けはおせっかいが過ぎます。
大好きだった秩父から小黒を抜け酉谷山に至るバリエーションルートは遭難者も多かったのですが、今は赤テープ、ロープで導かれるようになって登山者も多く、杣道だったものが単なる山道に成り下がっています。
【画像】ペテガリ岳〜ヤオロマップ岳〜コイカクシュサツナイ岳縦走時のマップ
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