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ここ数年の傾向として酉谷山避難小屋の水場の水量は細くなってきており、渇水の期間も長くなっているように感じます。そのため、登山者が困った人のためと善意で置かれた水を当てにする人が増えてしまいました。最も多いときには15本ものペットボトルがあったにもかかわらず徐々に窃水され、水場が順調に流れているときでも減るようになってしまいました。
この世で不埒な人間の数は極限られているとは思いますが、ご時世が変わって、自分では担がず善意の水を当てにするとんでもない人が増えているような気がします。
登山という行動をする人はもう少し高みの精神性を持っているという人だとの自分なりの思い入れも虚しくなってきました。今回の酉谷山避難小屋でも、前回あった未開封のペットボトルは開栓され、(たぶんトイレ用として取り置いた)水にすり替えられていました。
他人の水を当てにするような者は山に登らなくていい。自分が必要とする水は自分で担ぐ、それが担げないような者は長沢背稜を歩かなければいいだけのことだ、というのが結論です。
厳寒の今でも流れている水場を公開すると、水を持たないで登る人が増えるでしょう。これまで酉谷山避難小屋の水場は何度も荒らされました。水の流れが悪い時にこのようなことがされています。荷物を軽くし楽をしようと考えるような、『酉谷山登山』の本質が分からない人にその水場が汚され壊されるのは本望ではありません。酉谷山避難小屋は自分の必要なもの一切を自分で担げる人が集うべきところです。
緊急時にどうするのだというお声もあろうかと思います。そういう声へのお返しの言葉が今のところ見つかりません。よしんば真に困る状況に陥る可能性のある人もいるかもしれませんが、冬季は秩父側で雪を取って溶かすか、さもなければ下山すればよいだけのことです。
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