「信州　山のグレーディング」に思う

2014年07月04日 12:04つぶやき全体に公開

「信州　山のグレーディング」について思う

2014年7月４日

　最近「山レコ」で初めて知った。長野県と長野県山岳遭難防止対策協会が、「登る山」と

「登る人の実力」のミスマッチを防ぐため、県内の１００登山ルートの難易度を評価し、「自

分に合った山選び」により、登山を安全に楽しむ（まえがきより）事を目的として公表さ

れたらしい。このグレーディングをするにあったては、相当の苦労があったことが伺え、

まずは敬意を表したい。

　そこで私自身の感想を述べて見ると以下の通り

（１）いずれにしてもこのグレーディングはあくまでも一つの目安であり、絶対的なもの

ではない事を心得ておくべきだろう。例え同一レベルの山であっても、山にはそれぞれの

顔があるので事前にその概略をよく調べておくことは言うまでもない。

　また西穂～奥穂までや北鎌尾根を縦走しているからといって公表されたすべての山が登

れる訳でもない。自分の力を過信するのではなく、山に対して謙虚さが必要ではなかろう

か。言葉を換えれば「山に登る」というより「山に登らさせて（もらって）いる」のでは

ないだろうか。

（２）難易度が高い山でも複数回登っておれば、山の概念を掴んでいるのでどこが危険な

のかある程度分かる。ところが初めて登る山は、例え難易度が低くても概念が掴めないの

で軽く見ると危険である。山での事故はいつどこで起きるかは神のみぞ知ることである。

とかくグレードの低い山は甘く見られやすい（これがグレーディングのマイナス面だと

思う）。例え山のベテランであろうとも初心を忘れてはならない。

（３）これは関係機関への要望であるが、ルート定数の計算式について説明があっても良

かったのではないか。例えばコースタイムについては泊を伴う縦走と日帰りでは荷物の重

さが異なり、当然コースタイムも異なって来るはず。標準的には何キログラムの荷物なの

か。またルート全長とはアップダウンを含めての実際の登山道の長さなのかそれとも地図

上の平面距離なのか。さらに累積上り（下り）標高差とはコース中の最高標高点と最低標

高点との差なのかよくわからない。それにルート定数の計算根拠（1.8やら0.3などで掛け

ること）もわからない。

2014-03-30 山なび　G-16　Ⅲ　を使って

2014-07-05 山なび　G-16　Ⅲ　VS　ア

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