日山協　三代にわたる会長と共に歩く

2014年11月26日 11:39つぶやき全体に公開

日山協　三代にわたる会長と同行、宮島ハイク

日時：2014年11月24日（月）　天気：曇り
場所:広島県宮島

　久し振りに山岳連盟の仕事を手伝う。中身は2014アジア山岳連盟(UAAA)総会/創立20周年記念式典　広島山岳平和際での三日目の宮島弥山ハイク。
国内外から総勢200数十名が参加し、大きく弥山ハイキングと宮島観光の二つに分けてそれぞれ三つのコースに分ける。弥山ハイキングはAコース　多宝塔〜弥山〜紅葉谷
Bコース　ロープウェイ〜弥山〜紅葉谷　Cコース　紅葉谷〜弥山〜博奕尾〜紅葉谷
の３コースでBコースのスタッフを担当した。

ところがこのＢコースを希望する人の中で歩いて登るという人が、2人（最終的には一人となった）おられたので私が案内することを買って出た。千葉からやってこられたという私とほぼ同年代の女性と二人で登ることにななった。紅葉盛りの紅葉（もみじ）谷から稜線に出た所で、立ち止まっていると他の観光客に混じって今大会のネームカードを首からぶら下げている人がいたので声を掛けると「前にいる人は元会長（日山協）ですよ」と返事が返る。よく見ると坂口元会長だった。元会長とは18年前の広島国体以来の対面であった。その当時、広島にやって来られた時には私は岳連報を担当していたのでインタビューしたこともあり、あのころの精悍さはもはや見られなかった。それもそうだろう、聞けばつい最近88歳になったとのことだ。それに同行の前会長（田中文男氏）も80歳とのことであったが、ご二人とも山姿ではなかったものの、革靴（街用）のままで元気に歩かれていた。

紅葉谷を経て稜線に出た所から弥山直下の霊火堂までお供させて頂いたが、元会長は杖(と言ってもどこかにあった棒切れだったが)を突きながらも、ゆっくりではあったがしっかりとした足取りで一歩一歩確実に歩いておられるのを見ると身が引き締まる思いがした。
また後から付いて行かれていた前会長は、まさか会長（元会長のことを会長と呼ばれていた）が弥山の山頂まで登られるとは思っておられないようで、私はただただ付いてきているのですと言われていたが、元気そのものだった。とくに前会長は会長（坂口）が若かった頃は、ものすごかったんですよとしきりに言われていたが、残念ながら私はその登山歴を知らなかった。
　しかしいずれにしても私自身、ご二方を見るにつれ少なくとも80歳までは山に登り続けたいと思うことしきり。

　昼食後、同じBコースのスタッフの方と登って来た同じ道を引き返していると、今度は同じ稜線からの分岐でたまたま現会長の神崎氏と出くわすことが出来た。一人で降りられていたので案内方々、二人とも同行させてもらった。宮島桟橋までの1時間以上、山の話や日山協の話など日頃では出来そうにない有意義な話を聞かせて頂き誠に感謝の念に堪えなかった。それに最近まで月に10回ほど山に登っておられるとのことだったが、まさに足取りは快調そのものだった。

　いずれにしても今日一日を振り返ってみると、日山協の元、前そして現会長と共に歩くことが出来たのは今後絶対にありえないほどの貴重な体験をした一日だった。ご三方にはただただ感謝するのみ。

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