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多くの雪崩遭難者と同様に、「まさか雪崩が起きるとは思わなかった…」というのが最初の感想でした。雪崩に対する意識の低さが事故を引き起こすのかもしれません。
改めて雪崩を勉強し直し、三冊の本を読みました✏️講習も申し込もうと思いましたが、2月ではすでに定員が埋まっているようでした。
以下の本を読みました。雪崩に関心ある方は参考にしてみてください。
○ 山岳雪崩大全
→アカデミックな雪崩解説
○ 雪崩教本
→山岳雪崩大全のエッセンシャル版
○ 雪崩リスク軽減の手引き
→山岳ユーザーの実用性を重視
これらの本に共通している視点としては、雪崩については、リスクマネジメントが重要であり、雪崩は予測不可な部分があるものの(不確実性)、リスクを軽減させることができるというものでした。
普段の仕事ではリスクマネジメントを専門にしながらも、分野こそ違いますが、雪崩についてはリスク管理ができていなかったことになります😞
しかし、人間とは自分が痛い目に合うと、本当に変われるものですね。今までとは雪崩に対する意識、取り組みには歴然たる差があります。そういう意味では雪崩に遭遇して(無事に生還できたことが前提になりますが…)、よかったと思っています。
雪崩リスクを軽減させる要素としては、
○地形分析
○積雪状態
○気象条件
を基本にしつつ、雪崩に対する脆弱性をどれくらい高めるかの視点が重要なようです🤔
究極的には、雪崩のリスクをゼロにするには雪山に行かないことになるかと思います。しかし、雪山を登る人は雪崩のリスクがあることを知りつつ、入山するわけです。そのリスクを上回る魅力(リターン)が雪山にはあると考えるからです。ビジネスの世界でも同じで、何もしないことは何のリスクもないですが、収益をあげたり、イノベーションを起こすためにはリスクをとるしかないのです。しかし、雪山登山も、ビジネスもそのようなギリギリの駆け引き、せめぎ合いが魅力だったりします💦
雪崩は自然が相手になるので、雪崩リスクを完全にコントロールすることは難しいと思いますが、雪崩リスクを軽減させるために、今後も、雪崩学習、フィールドワークを通じた訓練を、継続していきたいと思います😕
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