小屋の方のブログを見るにつけ、私も呆れを通り越して怒りを覚える現状です。
昨年も同じような記事が出ていましたが
今年はさらに悪化している非常に問題である現状。
穂高は6月下旬まで(年による)確実なアイゼン、ピッケルワークが
できない人の来るところではない!と強く言いたくなりました。
トレッキングシューズにチェーンスパイク?
ピッケルじゃなくストック??
下りの滑落じゃなくて登りの滑落???
もし「その程度の装備で行けるよ〜」なんてアドバイスをしていた人が
いるなら、その人たちも犯罪的行為と言ってもよいでしょう。
無謀というより無知、未熟。
私だって昔は春の北アルプス行きたくて
高い冬靴買って、ビーコントレーニングやって
数年以上かけて冬の奥秩父やハケ岳通って
春先の谷川で軟雪湿雪の雪トレやって
毎年富士山で雪上トレーニングやって
それから北アでしたよ。
己の力を相対化すべし!
そして何年もかけて力をつけるべし!
同じ遭難救助に携わる者としてこれでは救助活動の努力も救われない。
辛口な表現ご勘弁ください。
このままではいずれ穂高なども規制がかかってしまう・・・
全くもって同感であります!
henjintakkunさん、こんにちわ。
遭難防止のためにおそらく山小屋組合、地元行政、管轄警察など頭を抱えていると思いますが
山のグレード(季節や状況も含めて)と入山者自身のレベルを相対的に判断するのは
登山回数の少ない人たちには難しい課題かもしれませんね。
何より、その山、その状態で何が危険なのかを察知する危険察知力は
本やwebでは身に付くものでなく、こればかりは経験がものをいいます。
そして登山力をあげていくことができる環境にほとんどの人がいないということです。
憧れの山に行くという目標を持って、ステップバイステップでプロセスを踏まなければ
ならないのですが、自分の力ではリスク対応できないいきなり高いレベルに行くのですから
起こるべくして起こってしまう。
このような事態は何も最近ばかりでなく、過去いつの時代も言われてきたことですしね。
地元としては観光収入も期待したいので、闇雲に富山県や群馬県のように条例規制することは
できないかもしれませんが、冬富士のように登山口で装備のチェックくらいは物凄い手数で
しょうが必要かもしれません。穂高の場合は、上高地でなく横尾と西穂登山口でしょうか。
入りたい人も自分の力が達していないなら、たとえフォロワーメンバーだとしても自重すべき
かと思います。
アズキ沢の下りでへっぴり腰になるようなレベルでは入るべきではありませんね。
しっかりしたガイドクラスならタイトロープで確保の可能性も大きいですが、写真などを
見るとアンザイレンもしていないので、結局他人をあてにはできませんから。
ただアンザイレンは相当な手練れでないと逆にパーティ全員滑落となってしまいますが。
様々な情報や他人の奸計に惑わされず、自身の力を確認して臨んでほしいものです。
とにかく遭難事故が一件でも減りますように。
楽しみな部分ばかりに目を向けていないで、どういう事が、行動が、天候が危ないのか、事故につながってしまうのかを勉強してほしいですね。
せっかく来たから、みんなが行くから、と流れに身を委ねるような他人任せな登山はして欲しくないですね(>_<)
事故を起こしてからの経験では何もかも遅いですから。
まさにその通りだと思います。
流行には惑わされず、リスクマネジメントしたうえでの楽しさを認識してもらいたいです。
昔は先輩から「一人前の登山者になるには、毎週山に通って10年かかる」と
よく言われました。
私も死なない程度で数々のリスクを体験し今に至っていると思っています。
それでもまだまだ勉強中です。
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