昨日は秦野市丹沢遭難対策協議会通常会議に出席。古谷市長(協議会会長)、秦野警察署長・消防署長、商工会議所会頭、観光協会長、県自然保護保全センター、秦野駅長、神奈中秦野営業所長、平塚保険事務所ほか市職員など丹沢の遭難対策に関わる皆さんがお集まりになられました。
遭難対策協議会平成28年度の活動報告と収支決算、29年度の活動計画と予算が決議され、その他関連した意見交換がなされました。
警察からは神奈川県山岳遭難発生状況が報告されましたが、他都道府県同様、遭難発生件数は増加傾向で、昨年は111件(137人)ととうとう百件を超えたとのこと。死亡14人、行方不明2人と一昨年の同9人、同0人から深刻な増加となってしまいました。年齢別に見ると20歳未満6.6%、20代10.2、30代7.3、40代13.9、50代19.7、60代16.0、70代以上26.3とやはり年齢とともに事故も増えているようです。最近も報道に出た80代の方の単独沢登り事故(新茅ノ沢)では、滑落目撃者がたまたま他にいらっしゃったから重傷で済みましたが、もしいなかったらどうなっていたか・・・。この方は携帯も持たず、登山届も出していませんでした。悪天のため当日中のヘリピックアップはできず、警察救助隊等が一晩励ましながら付き添い翌日救助とのこと。 今年に入ってからもすでに1人の死亡者が出ております。
登山計画書の提出(県警HPオンライン提出もできます)、連絡通信手段の携行、山岳保険の加入など自己責任をしっかり果たしてから登山行為を行ってもらいたいものです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する