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ワンダーフォーゲル10月号(山と溪谷社)にソロの魅力について寄稿しましたよー。
普段はその魅力について意識なんぞしてはいないが、いざ原稿依頼されると、自分の中でくすぶっている思考プロセスが少しくらい整理されてまぁよかったのかな。
今回の企画はソロのリスクというよりもソロの魅力がクローズアップされている。
雑誌やSNSなどに出ると、逆に遭難も増えてしまうことを助長してしまう可能性もあるので複雑でもある。
だからといって止めることもできやしないだろう。
どうすればよいのか長年悩んでいるけれど、メディアありきの対策を立てないといけないのかもしれない。
GPSやココヘリなど安全対策用のギアが出てきても一向に道迷いや滑落が減らないのは、人間の心理的な要因があると思う。
それは交通事故と同じで、たとえば事故の多い狭いヘアピンカーブで、事故を減らす目的で道路を二車線にしても事故は減らない。
今までは狭いヘアピンだからスピードを落として通過していたのに、幅が広くなって二車線になったから逆にスピードを上げたまま通過しようとする。
すなわちリスク感知のハードルを自ら下げてしまうからだ。
そんなことを文章の中に入れてみたのだが・・・。
ソロは時としてパーティを組んだとき以上に安全なこともあり得る。
ただ自分の力量とルート、行動日時点での天候や季節、ヌメリの状態など相対化できるかだと思う。
相対化するためには、経験、技術、知識をかなり積み重ねないといけない。
それが自分なりにできる人がソロを楽しめるんじゃないかな。まぁその他いろいろあるけれど。
https://www.yamakei.co.jp/products/2819914148.html
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