※※※「膝けが日記」の続きです。何とか軽〜い山に登りました※※※
■2014/5/2(金)
ステッキ片手にきょうも帰宅前にスポーツジムへ。これで3日連続だ。月曜定休のジムで平日夜専用の会員なので、今週の利用可能日をすべて利用して筋力のリハビリに励んだ。膝の屈伸マシン、腹筋、上半身の筋トレと自転車漕ぎ、そして今週からウオーキングマシンを解禁した。床が柔らかいので脚にショックはないが、足の着き方によっては痛む。3日前に30分間から始めて昨日は45分、そしてきょうは1時間歩いた。
左足は、ある特定の着き方をすると陥没した部位の周囲がズキンとするが、見た目に異常はなく熱も持っていない。歩く時はわずかに膝を曲げて着地してしまうようで、頑張っても少しびっこを引いてしまう。せめて痛みが早く消えてくれないと、なかなかハインキング復帰ができないので困る。
■2014/5/5(月・祝)
ヤマノカミ、ツクン♀との家族3人で足利学校&足利フラワーパークへ日帰りドライブ。往路は外環〜東北道〜北関東道と渋滞もなく目的地に到着した。史跡足利学校と国宝や重文の建物が並ぶ隣の「ばん阿寺」(漢字が面倒くさい)を、ブラブラ3時間も見学。さらに車で10分ほど離れたフラワーパークを、これまた舐めるように歩き回った。見ごろのフジやシャクナゲが美しく、脚の疲れを忘れるほどだ。
その脚と言えば、今日は登山用ステッキに持ち替えて歩いたが、1万歩以上も歩きながら膝にあまり痛みを感じなかったのがうれしかった。
帰りは渋滞の嵐の中を行くことになったが、北関東道〜常磐道と大きく迂回し、さらに夕食は水戸ICまで逆走して外のステーキ屋へ。渋滞が解消し始めるまでの時間潰しを兼ねた作戦で、膝が痛くないから気も大きくなって、つい贅沢をしてしまった。
■2014/5/11(日)
好天に誘われて市内を歩き回ったので脚が少々痛む。ヤマレコの「山行記録」にGPSで採ったルートを掲載したところ、18km余にもなった。実は、6日にも12キロほど散歩してスーパー銭湯に入って来たので自信が付き、少々足を伸ばしてみた。ヤマノカミから「フットパス」の新聞記事を見せられ、ちょっと行けば田んぼや畑が広まるわが街なら、そんな感じのウオーキングができると考えた次第。
ステッキは持たず、小さいリュックに着替えとタオルを入れて、コンビニで水とサンドイッチを仕入れて公園でお弁当。暑くて汗をかいたところで、今日も日帰り温泉に転がり込んだ。帰りは駅まで送迎バスが送ってくれた。
疲れで脚は痛むといっても、これだけ歩けることが分かったのはうれしい。再来週、たか爺とA.Jackと3人で信州の山を散歩する予定だが、これなら何とかついて行けそうだ。
■2014/5/13(火)
リハビリの日。理学療法士の先生からステッキ不要のお許しがもらえて、晴れて完全な二足歩行動物へ進化できた。先生からはマシンで膝の屈伸を鍛えるのも、ウオーキングマシンに乗るのもOKだが、無理に正座のように膝を曲げるのはダメと言われた。風呂でじわじわと正座を試みて、既にほとんどかかとに尻の肉が触れるくらいになっていたが、負荷がかかり過ぎるので良くないらしい。
いまだ左脚をぴんと伸ばして筋肉に力を入れるとずきずき痛むが、それは徐々に緩解していくとのこと。とにかく筋力を強化して、傷んだ靭帯などの組織をカバーするしかないそうだ。という訳で、この日もスポーツジムでたっぷり汗を流した。ウオーキングは1時間近くやっても大丈夫だ。
■2014/5/16(金)
整形外科の日。レントゲンを見た担当医によると、骨折の跡は完全に消えており、膝の腫れも問題ないレベルまでひいて、可動範囲の状況も良好とのこと。20日で術後3か月ということから「OK。完治ですね」ということになった。後は、必要に応じてリハビリに通う程度で良く、「とにかくよく歩いてください」という指示だった。
実際のところ、膝を見れば腫れは残っているし、力を入れればズキンと痛みもあるのだが、骨が完全にくっついたというのは嬉しい知らせだ。お墨付きも得たことだし、どんどん歩いて、遠からず軽い山歩きも試みようという気になった。
■2014/5/17(土)
会社のゆる〜い歩く会の例会に久々に参加。藤沢、江ノ島と水族館を歩き回って、歩数計は3万歩を示した。さすがに左足が疲れて痛い。加えて喉が痛くて声がかすれてきた。水曜頃から風邪気味で、薬を飲んで治りつつあったつもりだが、甘かったようだ。持病の気管支炎が続いており、合併すると息苦しくてウオーキングどころでなくなる。
夜は近くの横浜の実家に転がりこんで一泊。駅から15分ほど歩くのだが、そのくらいは苦ではなくなった。
■2014/5/20(火)
今日はジムの日。運動中はあまり感じないが、通勤などで普通に歩いていると、脚をのばして着くたびに膝の内寄りに圧痛を感じる。折れたのは外寄りだから部位が違う。先週あたりから時々気になるが、痛みのひどさが少しは改善されてきているようなので、様子を見ようと思う。
どちらかと言うと、朝の通勤時にこの痛みが強く、従って歩き方もぎこちなくなる。やはり起きたら多少のストレッチで文字通り「足慣らし」してやる必要があるのだろうか。
■2014/5/25(日)
晴れてとは言えないが、一応の山再デビューを果たした。ピストンで4キロ、標高差は200mほどというささやかな山歩きだったが、登山靴はいて山道を辿るのは昨年の年末以来だから、ほぼ5か月ぶりとなる。
所は信州・千曲市の五里ヶ峰(1094m)。久々に実父・たか爺を見晴しの良い山に連れ出すことになり、弟A.Jackと3人で24日から「あずまや高原」一泊のドライブで訪れた。御年83歳のたか爺に合わせたコースなので、当方にもちょうどよいリハビリ登山となった次第。
もっとも、先週は長引く風邪で喉の痛みに加えて喘息まで悪化し、ごまかしつつジムには行っていたものの、まだ坂を登ると息苦しく、時々咳が出る。おまけに暑くて、往路は2キロに1時間以上かかってしまった。北アルプスの眺望自慢の山だが、あいにく霞んでしまって姨捨山までしか見えなかった。
肝心の脚は、登りは支障なかったが、筋力が弱っていて疲れやすいと感じた。一方、急な下りでは、踏ん張ると左の膝周りの腱がズキンと痛み、ストックに頼らざるを得ない。骨に響く感じではないが、まだまだ本調子に戻るには時間がかかりそうだ。
そうは言っても、ウグイスの鳴く山道を辿るのはなかなかいい気分だ。もう少し“平地トレーニング”を重ねて、そろりそろりと登山活動を再開したいと思った。
★ ★ ★ ★ ★
□2014/9/22(月)〜まとめ〜
“あれ”から7か月余、見た目はすっかり「普通の人」となって山歩きを再開しています。今年は無理と思っていた相棒Dr.エモンとの北アルプス訪問も果たしました。ジムでの筋トレの結果、左ふくらはぎの太さは8月には右足を超えるまでになりました。力を込めた時の筋肉の硬さはまだ少々劣りますが、問題ないレベルです。
では、昔と同じになったかと言うと、そうはいきません。日常のデスクワークや車の運転で長く膝を曲げていると、立ち上がってピンと伸ばすのに違和感があります。痛くはないのですが、曲がったまま関節の潤滑油が固まってしまったような感触です。また、左脚だけで片足立ちした時、バランスを取って踏ん張るのは右脚と同じようなわけにはいきません。
長時間歩いて疲れてくると左膝の周囲が鈍く痛み出しますし、膝が伸びたまま不用意に強く足を着くと、ズキンと来て悲鳴を上げそうになります。そういう時は骨折部位自体が痛む印象です。もちろん、痛いのはその時だけですぐに鎮まりますが……。
脛骨には水平にチタンボルトが入っています。もし抜去手術するなら秋ごろと主治医に言われていたのですが、いろいろ調べて、やはりそのまま抜かずにおこうと思い直しました。主治医の方は、初めから「抜かなくていいと思うよ」という意見でした。手術には常に多少なりともリスクがあるし、抜くことでまた神経を痛めたり、ボルト穴が埋まるまで年寄りは時間がかかったりするという問題があるからです。
次の目標はスキー再開です。さすがに「暴走」はやめようと思いますが、ウオーキングと違って瞬間的な力がかかるスキーに左膝が果たして耐えられるか。とはいえ、何か目標があるというのは、なんとなく惰性で過ごす日常より良いものです。これからはスキー用のトレーニングにシフトしようと頭をひねっている今日この頃です。
という訳で、ひとまず膝けが日記の筆を置きます。 (蔵王楽)
順調なようですね。
骨折は治っても違う痛みはなかなか無くなりません。気にせずに脚を使ったほうが良いみたいですね。
私は、7月に随内釘撤去のために再入院の予定です。
当初は1年後と言われていたのですが、私も順調なようです
またまた先にレスされてしまいました
gankoyaさんのレコを拝見すると、もう十分普通に(普通以上に?)山を歩きまくっていらっしゃいますが、足にはまだプレートが入っているんですよね。私も「気にせず脚を使う」ように心がけたいと思いますが、とても真似はできません。
ともあれgankoyaさんの経過も順調とのことでご同慶の至りです。私の方は、主治医がネジ抜去をあまり勧めません。抜くなら秋になるそうですが「もっと若い人は別だけど、入れておいて大丈夫ですよ」というので、どうしようか迷っているところです
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