平成三十年度六甲山神社・石宝殿（白山の宮）閉山祭

2018年11月13日 12:01六甲spot情報全体に公開

平成三十年度六甲山神社・石宝殿（白山の宮）閉山祭

六甲山（むこやま）神社、別名・白山の宮（しらやまのみや）は
加賀國の白山比咩神社と同じく、
菊理姫命（くくりひめのみこと）が祀られており、
境内に鎮座する大きな石祠は「石の宝殿」と呼ばれています。
芦屋川、住吉川のほか船坂川、仁川の分水嶺にもあたり、
農事に欠かせない水乞いの祭神としても
古くから多くの尊崇を集める由緒ある神社です。
ご神体が鎮まる祠の扉には1613年建立と刻まれており
（建立年を判読できる祠としては）県下で二番目に古いと言われています。

春に行われる「開山祭」、9月９日の「菊理姫祭」と並ぶ神事
秋の「閉山祭」に、偶々ご縁を戴いてお詣りすることが出来ました。
素晴らしい快晴の許、宮司様に導かれて多くの皆様と共にまず拝礼。
水乞いの故事ゆえか、修験道との交わりに所以するものか
法螺貝の号令に続いて、配られた錫杖を鳴らしながら
全員で般若心経を唱えるのには少々驚きましたが、
続いて厳かに玉串奉奠、記念撮影のあと
有り難くお弁当を戴いて解散です。

本来なら自宅から（ズルなしで）この行事に相応しい住吉道を辿って
登拝したかったのですが、あいにく体調がいまひとつ優れず
やむなく奥池～熊笹峠からのショートカットは残念。
そのぶんシッカリとお詣りしましたが（？）
ふだんでは得難い、あらためて身の引き締まる体験をさせて戴きました。

また「六甲山150年歴史散歩展」が社殿前の野外ギャラリーで開催されており
古い写真やパンフレットなど、貴重な資料を観覧できたのも大きな収穫でした。

ご案内戴いた六甲山専門学校・六甲歴史散歩会の前田様をはじめ
写真を贈って戴いたT.Mさんにこころから感謝申し上げます。