2020/6/24、知床自然センターからの聞き取り情報です。
情報が少ないので、もし近日中に行かれる方がいればご活用下さい。
6/23に登山道を確認した結果は以下の通り。
○ヒグマ
硫黄山登山口から
ルート下部はヒグマの糞など痕跡が多い。かなり数はいるので注意すること。
稜線上は糞等の痕跡は見あたらない。この時期は繁殖期にあたり、雪の少ない標高の低いところに生息数が多い。雪のある稜線添いは餌が少ないので生息数が少ない。
知床の硫黄山〜羅臼の登山道では、ヒグマによる事故は発生していない(多分、それ以外では発生している)。
○雪
例年より少し少ない。このコースは大雪山よりは少ない。
コース全体を通して雪は1〜2割。8割強は雪無し。
硫黄沢は6割ほど雪有り。
第一火口の下りは斜度45度程度の急な雪渓が70〜80mあるので10本爪やピッケルまでは不要と思うが、凍っている場合もあり、滑落して怪我をした人もいるので12本爪とピッケルがあると安心。
雪渓から夏道への入り込みで見極めが難しく、道迷い注意。
二ッ池のテン場は池のたまり水を漉して利用。
三ツ峰のテン場は湧水豊富。
木下小屋はauのみ電波つながる。硫黄岳登山口は携帯つながらない。
硫黄岳登山口は昼間は観光客がいるので、ヒグマはそれほど危険ない。
以上です。
○補足
新千歳空港からの場合
空港内のスノウショップは、イワタニプリムスのOD缶はあるがsotoは無い。
最寄りのDCMホーマック住吉店(ホームセンター。空港から1.8km)でも同様だが、sotoも事前に連絡すれば10日間ほどで取り寄せ可能。熊スプレーはある。
基本的にホーマックでは、sotoは取り扱っていない(例外はあるかもしれない)。
sotoはあちこちで確認したが、北海道では入手が難しい。
硫黄山登山口付近では、2019年の6月末、登山者がヒグマと遭遇している。
硫黄山登山口から山頂の登山ルートを通る場合は、北海道オホーツク総合振興局 網走建設管理部(TEL:0152-41-0726、FAX:0152-43-4953)へ道路特例使用承認申請書の提出(登山口で書類を入れるかFAX、またはメール)が必要。
フォーマットは以下URL
http://www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/kk/akk/shiretoko_riyou.htm
メールアドレス
[email protected]
羅臼岳登山口〜硫黄山登山口間の道路はヒグマ出没区域のため、自転車や徒歩は危険。過去には、この区間で道路脇にいる小熊を守ろうとして、車両に突進するヒグマが目撃されている。
なお、この区間は8/1-8/25はシャトルバスがあるが、それ以外はタクシーでの移動となる。利用可能なタクシーは以下の2社。
・ウトロ観光ハイヤー(1台のみ所有ですぐなくなる。斜里町)
TEL:0152-24-2121
・斜里ハイヤー(斜里町)
TEL:0152-23-2100
おおよそ7000〜8000円だが、早朝割増は+3000円。
両社とも斜里町から来るため、連絡後、約1時間で到着となる。木下小屋でauが通じるが、他は不通のため、事前に下山時刻を連絡するか、下山口に車を置いて、登山口へタクシーで行く方がよい。
ウトロ観光ハイヤーは朝5時に羅臼岳登山口の木下小屋集合が最速。それより早い時間はNG。キャンセルは前日夕方までで、キャンセル料は不要。
greenriver128さん、はじめまして。
7月中旬に知床縦走を検討しています
有用な情報ありがとうございます。 ヒグマには遭遇したくないですね。
はじめまして。
絶対に!!遭遇したくないですね。
怖いのでヒグマ対策として高岡銅器の熊鈴(中)を買いました。
獣に届き易い高音で良い音します。
雪渓歩き兼、武器としてピッケルも夫婦合わせて1つは持参しようと思っています。
知床自然センターで熊スプレーも1人1個(ホルダー付きで1日1000円)をレンタル予定です。
フードコンテナ(1.4kg)も借りようと思いましたが、自然センターによると殆どの方は借りていないようです。テント泊の際に備え付けのフードストッカーに食料を入れれば、移動中はそれほど問題ないとのことでした。
知床縦走、怖いけれどロマンがありますね。
昨年の大雪山縦走が素晴らしすぎたので、今回もとても楽しみです。
お互い、事故無く、良い山旅しましょう!!
羅臼の熊は、鈴の音に慣れていると聞きました。
手を叩いたり、声を出すのもよいみたいです。
羅臼岳も、登山口から羅臼平あたりまでヒグマに要注意です。
良い山度になりますように😊
情報、ありがとうございます。
大変助かりました。
ツキノワグマ対策として、ナイトハイクの場合は、いつも定期的に大声で吠えていますが(笑)、正しかったのですね。そういえば、この前NHKで、「ヒグマを叱るおじい」とかいう番組やってましたね。コラッ、コラッと叱っているとヒグマが逃げてました。
それと、猟師の意見では、確か金属音や金属が太陽光を反射して光るのを嫌うとか言っていました。
もう少し熊対策、考えてみます。
greenriver128さん、takakkoさん 情報ありがとうございます。
ちなみに羅臼岳と硫黄岳まで縦走を検討していますが、テン場でヒグマの餌食になりたくないので一気に日帰りのつもりです。
鈴馴れしているのは意外です 旭川の山ショップで「熊スプレー欲しい」と聞いたところ「鈴を持ってるか?」 といわれ、持ってなかったので鈴を買った覚えがあります(笑)
いまでもその鈴は愛用品になっています。
距離的には頑張れば日帰り可能ですよね。梅雨時期なので、2日は天気が持たないかもしれませんし。ただ、早朝、夕方、ナイトハイクは怖いので、時間の制限が出てきそうですね。それと、今の時期、テン場は雪があるのでヒグマは少ないとのことでした。また、走っている人や自転車は攻撃対象になりやすいとの記事を読んだ覚えがあります。なんでもかんでも信じるときりがないかもしれませんが情報としてお伝えしておきます。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する