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https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1129521
先日、七倉山荘〜湯股、野口五郎、烏帽子の周回(50km弱)で舗装道路含めて3日間ほど履いてみましたのでインプレッションです。
なお、同インプレッションは、ここ最近履いているスピードクロス5GTXとの比較となります。
https://www.salomon.com/ja-jp/shop-apac/product/speedcross-5-gts.html#color=41368
1.グリップが驚異的。
アウトソールのトレイルグリッパーがすばらしく高性能で、濡れた岩や木でもかなりグリップする。感覚的だが、スピードクロス5の1.5倍はグリップするように感じた(スピードクロス5は4よりかなりグリップ力は上がっている)。土踏まずの部分まで地面と接するように平らにアウトソールがあるが、この部分で地面との接地面積を稼いで、グリップ向上に寄与しているように感じた。また、木のはしごなど、土踏まずで木の部分を踏んで降りていく場合など、安心感がある。
余談だが、ジャンダルムで履いている人を見かけたが、とても良いということだった。確かにグリップ力は格段に上なので、安心できるだろう。
2.靴底やアッパーが柔らかい。
登りや長時間の行動でも疲れにくい。特に小指、薬指の部分に指を動かしたり、踏ん張りやすい空間があるのが良い。地面をつかむような感覚で歩くことができる。シャンク、入っているのか?
反面、ザレ場のトラバースでキックステップで足場を作って進むような場所は苦手。また、靴底が柔らかいため、重量のあるザックなどを背負うと土踏まずの足底筋が疲労し易い。
この辺のことは、スピードクロス5は剛性が高く、モンベルより疲労しにくいかもしれない。なお、スピードクロス5は4よりも剛性が上がっていて、なおかつ履き心地もよく、申し分ない。かかとのホールド感も向上していて、ガツガツ走れる靴となっている。
3.ミッドソールが靴幅よりも広い。
靴の上から見ると一目瞭然。ミッドソールが足よりも一回り居大きく、外側に広がっているため、接地したとき、小指、薬指などで踏ん張りやすく、足首をひねることを防止しているように感じた。
価格的には、サロモンのスピードクロスの安売り時と同程度である。
ただし、アッパーが弱そうで、耐久性は疑問が残る。また、つま先などのガードのゴムが狭いので、石などにぶつけると痛いかもしれない。
今回は、夫婦登山で走ることはなかったため、剛性に関してはまだよくわからないが、ガツガツと走るには少し不安が残る。
上記を踏まえると、トレランやってみようかな?という人や、トレッキングシューズからより軽い靴を試したい方、日帰り登山の方はとても良い靴だろう。
ガンガン走る人については、まだ自分自身がそのような使い方をしていないので、なんとも言えないが、使ってみたいと思える靴だった。
モンベルのトレッキングシューズの評価同様に、あまりメーカーにこだわらない人や、コスパ重視の人、そもそもメーカーをよく知らないビギナーなどから、性能、コスパが評価されて、口コミで広がっていきそうな感じがした。
以上
※写真は、左、中央がモンベルのトレールランダー、右がスピードクロス5GTX
2023/8/20追記
この日記を書いた時には、勉強不足でよくわからなかったが、この靴、ドロップが少なく、靴底が薄く、地面の感触が良くわかる。そういった素足感覚の靴だと、自然に足に優しい歩き方が身につき、しかも足底筋やヒラメ筋が強化され、結果的に故障し難い歩き方がみにつき、筋肉が強化される。モンベルがそこまで考えて開発したのかどうかは不明だが、結果的にはそういった靴になっているような気がする。
2023/7/23に半月板損傷が発覚してから勉強した際、このようなことに気が付いた。
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