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比較対象はiphone10R(ヤマレコアプリ使用。精度は標準モード)です。
なお、写真はiphone10RとガーミンMAP66sの精度検証の一例として、芦別岳のログを載せました。拡大してある赤枠のログは、主に樹高の高い樹林帯や谷などです。緑色がiphone10R(ヤマレコアプリ使用)ですが、他の方のログと重ね合わせてみるなどして、どちらの方がブレが大きいのかを確認しました。
これらの結果から、ある程度の傾向が出てきましたので備忘録として記録します。
○傾向1
樹高が低く密度が薄い樹林帯などGPS受信に影響がなさそうな場所では、ガーミンMAP66S、iphone10Rとも精度は同等。
○傾向2
樹高が高く密度が濃い樹林帯や谷などGPS受信に影響が高そうな場所では、ガーミンMAP66Sの軌跡はぶれが大きい(iphone10Rとの比較)。
傾向2について、これまでも感じてはきましたが、なぜそのような事象が発生するのか色々と調べました。その結果、ヤマレコユーザーであり、ジオグラフィカ開発者のkeizi666さんのヤマノートにたどり着きました。誠にありがとうございます。そして、灯台元暗しでした(笑)。
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1270
これらの情報や検証結果から、盲目的に位置情報精度について、ガーミンmap66s>iphone10R だと信じていた自分の認識は間違いでる可能性が高いと思うようになってきました。
このように思うようになった決定的要因は、iphone6以上では、みちびきを受信しているということです。みちびきは、日本の真上に位置し、電波を真上から発信する衛星であるため、グラナスやガリレオよりも樹高が高い樹林帯や渓谷など上空の開放度が狭い場所では圧倒的に精度が向上するというものです。
iphone6以上では、このみちびきを利用しているのに対して、ガーミンmap66sはGPS+グラナス、またはGPS+ガリレオを利用しており、みちびきは利用できていないようです。
ある程度、自分なりの正解が得られ、少しすっきりしました。
なお、誤解を招くといけないので補足します。この日記は、ガーミンmap66sがiphone10Rよりも劣っているということを言いたいわけではありません。ガーミンmap66sは気温の低い冬季などスマホの動作不良が起きやすい状況下でも動作不良が発生し難く、またグローブをはめた手で操作ができることから、冬季の登山では必須であるという認識は変わりません。冬季におけるスマホのこれらの問題が劇的に改善しないかぎりは、今後も冬季はガーミンMAP66sを使用し続けると思います。また、モバイルバッテリーよりも故障やトラブルの少ない電池タイプの電源で作動できることから無雪期であっても持参し続けると思います。ただし、無雪期のメインとしては、iphone10Rをメインとして使用することとなりそうです。
以上
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