以下は、あくまでも個人的な経験からくる所感です。私は専門家ではありませんし、間違って理解している可能性もありますが、微力ながら、私と同じように腰痛で苦しまれている方のお役に立てればと思い、自分なりの腰痛改善方法を日記に記録します。この日記を読んでいただき、御助言があればご指導、ご教授頂きたく思います。
なお、私は色々回り道をしたので腰痛克服にかなりの期間を要しましたが、腰痛の原因が私と同様な場合、きちんとした腰痛克服対策を継続すれば、恐らくですが3か月で相当な改善が実感でき、半年から1年で動く体を取り戻せるのではないかと推測します。
以下、筋肉トリガーのリリースについて(書籍:「トリガーポイント療法」などを参照。発行所:(株)BAB ジャパン)
前回は筋膜リリースの方法について述べましたが、今回は筋肉トリガー(筋硬結、トリガーポイントとも言う)のリリースについてです。筋膜リリースを会得した方は、筋肉トリガーの位置も触ったり指圧によって感じ取れるようになっていると思います。少しの指圧でも悲鳴をあげたくなるような相当な痛みを伴う部位です。
筋肉トリガーは長い間に形成された筋肉の結び目というか凝り固まった部位です。肩こりの凶悪なやつを考えてください。長期間悪化したままの状態ですと、筋肉と癒着して石灰化することもあり、このような状態では改善はほぼ絶望的です。私が骨折した横突起の部位の筋肉はまさにこれだと思います。諦めずに治療を続けていますが骨盤の可動部を動かすと、ゴリゴリと気味の悪い音がします。人間の体も物理的にできていることを実感する時です。
筋肉トリガーのリリースについては、指圧による方法が効果的です。自分の拳やテニスボールなどを利用しても良いですし、ちょとした器具を使っても良いと思います。自分では押せない部位もありますので、ちょっとした工夫が必要な箇所もあります。このトリガーについても、前回と同様に呼吸法を併用した方が効果が高いです。呼吸法は痛みも緩和でき、優れた手法です。
指圧については、トリガーポイントを耐えられる程度の痛さまで指や器具などで押します。それを10秒程度(もっと長い場合もある)続けると、痛みがふっと軽くなる瞬間があります。軽くなった場合は、さらにもう少し圧力をかけて押します。先ほどと同様に耐えられる程度の痛さまでです。そしてさらに10秒ほど押し続けます。これを何回も繰り返します。体のあちこちのトリガーポイントを探し出し、ことごとく治療してください。
筋膜リリースも筋肉トリガーの改善も、痛くなったらその都度に施術して、元に戻すようにしてください。最初の方は、直ぐに元に戻ってしまうでしょうが、そのうち、徐々にその間隔が長くなっていき、2日に1回、3日に1回とだんだんと正常な期間が長くなっていくはずです。これらの施術は、風呂上りが最も効果的ですが、睡眠直前でも良いと思います。深い眠りが約束されます。起床時に行うと、朝から代謝がよく、体も軽くなると思います。
私が筋膜と筋肉トリガーのリリースを進めて、相当にコツを掴んだ頃ですが、腰痛の根源である骨盤当たりを徹底的に緩めていました。1日に1時間以上かけていたこともあります。するとある日、驚くべきことがおきました。右の股関節を弛緩させた瞬間、自分の股関節あたりから「ボコン」ともの凄い音がして、股関節が動きました。何が起きたのか分からず、恐怖のあまり頭が真っ白になりましたが、気が付くと右の腰痛がなくなっており、右臀部が凹んでお尻のでっぱりが小さくなっていました。しかも右の股関節あたりの可動部が大幅に広がったのです。そこで気付きました。筋肉を弛緩させることで、ずれていた股関節が正常な位置にはまり治ったのだと。そこでその後、数日間、今度は左の骨盤周りを徹底的に弛緩させました。すると左の股関節も「ボコン」と恐ろしい音とともに正常な位置にはまり直りました。これで腰痛の根本的な要因が無くなり、左右の股関節の可動域が劇的に広がり、開脚だけでなく1歩ほ歩幅が大きくなり、股関節の根本や腰のあたり動かして歩けるようになりました。これまで腰痛改善を考えていた体づくりから、本格的に動ける体を手に入れることができた瞬間でした。その後1週間ほどは、以前の位置に戻りそうになることもありましたが、股関節周りの筋肉の筋膜、筋肉トリガーのリリースを継続して、今もその状態を維持しています。
以上です。
次回は日常のメンテナンスを述べます。あくまでも私見ですので(;^_^A。
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