3/10、11:(ゲレンデ練習28、29日目):野沢温泉スキー場にてお嫁様(そう呼べと命令されている)と。DPSワイラー99、168cm。
2日間とも、上級者コース以外はブーツをウォークモード(バンド等も最ユルユル状態)にして滑走。重心位置の矯正と足首の使い方を練習する。
前回、ターン時に足首を底屈(角度80〜90度?)、後傾姿勢気味(重心に乗ってしっかりと板を押せていない)になっていたのを、背屈(角度60〜80度?)、前傾姿勢に矯正
→自然に母指球や中足骨頭で雪面を押せて、ターン終盤で体が後ろへずれず、安定して滑走。この操作で、細かな箇所の確認、微調整を行い、無意識にできるようになることを目標とした。
〇3/10:3/9にドカ雪が降り、3/10はパウダーギタギタ斜面となる。パウダーは深いところで30cm。
・初級〜中級のオフピステまで
安定してウォークモードで滑走できた。中級では、速度は滑走モード最速の7割程度か。オフピステのプチコブなどでは、たまにターンで板のみ前に出て、体が後ろへ遅れる。瞬時の対応はまだ未熟なようだ。上半身や臀部もダイナミックに使って板に荷重し、バランスをとりながら滑走することを意識する。
・上級者コース
全てオフピステ。パウダーギタギタ斜面で、地形的にも凸凹あり。
山頂付近の「自己責任エリア」がメイン。その他、斜度35〜39度のエリア。
ウォークモードでは無理。細かな凸凹やショートターンでの切り返しができない。ブーツの剛性で耐えることができないため、現在の自分の技量では滑走できない。
そのため滑走モードで練習。凸凹斜面や急斜面では、ブーツの剛性や筋力に依存して滑走しているのかが明確となる。ブーツ剛性や筋力頼みでは、こういった斜面でショートターンやジャンプターンは難しいだろう。今後の課題だ。そういえば、Kim23desさんは、ウォークモードで乗鞍ツアーコースを難なく滑走していた。相当の技術であることが身にしみてわかる。
〇3/11:3/10にあらかた雪面が踏まれて、更にオンピステコースが均されて滑走し易い。板が良く走る。
・初級〜中級まで
前日より、ウォークモードで中級斜面が容易に滑走できる。速度も出せる。エッジのみでのカービングターンも大体の斜面でできるようになった。ターン終盤のみ、今まで以上に板の上に体を被せるように荷重をかけると安定感が増す。瞬間的な操作だが、この操作が次のターン後の立ち上がりの加速への安定性に繋がり、テンポの良い滑走や安定性に寄与するようだ。
ある程度速度を出して、臀部を板に乗せてターンすると、切り返しの瞬間に体や板が完全に宙に浮くようになった。体を浮かせて、時々、ショートターンを織り交ぜながら練習する。楽しい。
骨盤から体を曲げる操作がまだ不十分。注意無いと背中が丸まって顔を上側に向けないと正面を見難い。今後矯正の必要あり。
ストックワークは全然できていない。上半身の使い方は、まだまだ勉強不足。
・上級コース
全てオフピステ。地形的にも凸凹あり。前日より踏み固められて速度が出る。滑走モードで練習。
山頂付近の「自己責任エリア」がメイン。その他、斜度35〜39度のエリア。
前日同様、凸凹斜面や急斜面では、ブーツの剛性や筋力に依存して滑走。・・・だめだ。
多少の凸凹ならば、ルーファイしながらスムーズに滑走できるが、少し複雑な地形やツリーランが入ってくると横すべりで減速、ごまかし滑走となる。無様だ・・・。
これでは、山スキーでは疲労するばかりで、不測の事態を想定したリスク回避の事故基準としての「自己体力の6割程度で下山」を考慮すると、日帰り15km、+-1500mレベルから抜け出せない。この基準に照らして安全下山を守るなら、連日だと3日が限界だろう。速度に関しても、ドロップしてからのパウダーやツリーランで皆さんに置いていかれるままだ。最低でも2回り程度はうまくなりたい。
〇総括
今シーズン、試行錯誤、創意工夫しながら技術習得に励んだ。その結果、色々と掴んだ感覚もあるが、課題も山積みだ。今シーズン、これらの課題をクリアするには時間が足りない。来シーズンはゲレンデではフリーライドも取り入れて楽しく練習することで、技術習得が早まるかもしれない。今シーズンは、ウォークモードでスイッチ(後ろを見ながらの後ろ滑り)や回転(ドライブ)は安定してできるようになったが、ドライブの上半身の使い方はまだ未熟。オーリー(トップのみ持ち上げ)やノーリー(テールのみ持ち上げ)は試していないが、この練習をすれば、きっと山スキーで役だつだろう
〇その他
今回、特別に上手い方が2人いた。1人は「自己責任エリア」をかっ飛ばしてジャンプしていた方。どう見てもフリーライダーだ。縦横無尽に滑走し、ジャンプしながら駆け抜けていく。けんきちさんと同レベルか。
もう1人はテレマーカーだ!夫婦で滑っていた旦那さんだったが、中級オフピステで力強いショートターンでかなりの速度で爆走していたのには目を丸くした。ターンでは、完全に体全体が飛びまくっている。それが、ジャンプターンではなく、普通のショートターンの延長でできている。テレマークスキーであんなにアクロバティックな滑走ができるとは思いもよらなかった。もしかしたら、テレマークスキーでフリーライドとかできるのだろうか?テレマークスキーの概念が変わるような滑走だった。
他は、外国人の多さ(ここでは主に白人)と、彼らの日本人との違いを感じた。日本人は、「すいません」を頻繁に言うが、外国人は、ほぼ言わない。謝る頻度が少ないように感じた。しかし、「ありがとう」は日本人より何倍も言っている。
ゴンドラに、身内以外の乗車を拒んだり、座席に足を延ばして濡れたブーツでベタベタにしたり。後ろからぶつかってきても知らんぷり。知ってか知らずか、立入禁止エリアに家族単位ですら入っていく。民主主義発祥の地だからだろうか。個人の権利や自由の権利の主張の強さを感じた半面、日本人との差を感じ、どちらが世界のスタンダードなのか、日本人が協調性を強く意識しすぎているのか、少し思うところがあった。ただ、インバウンドとして外国人を受けれた以上、こういったお客の行動も、共感はせずとも、文化、風習面からも理解しなくてはいけないのだろう。その上で、上手い付き合い方や工夫をしていかなければいけないのだろう。彼らの行動に対して批判ばかりしていては、建設的な次の一手は打てないと感じた。
写真左は、山頂付近の「自己責任エリア」。ツリーランできるが、距離は短い。すぐに踏まれてギタギタとなるので、パウダーやモナカの練習はほぼ出来ない。
右は妙高などの絶景。スカイラインコースが特に景色が良く素晴らしい。山頂から左に降りたコースも景色が良い。
上級者コースが複数あるが、ここだけに限っていえば、めいほうスキー場のγ800の方がレベルが高く距離も長い。中級クラスの多様性が特に際立ち、滑って楽しいスキー場だ。野沢温泉スキー場は広大、エリアの多様性、雪の多さと雪質の良さ、「自己責任エリア」など、かなり楽しく素晴らしいスキー場だった!!
年に1回位は訪れたい。
以上
未熟者ですが、来シーズンはフリースタイルも一緒に楽しみましょう!笑(まだ今シーズン終わってませんが笑)
誰かさんの二番煎じですが(笑)、かなり楽しいスキー場ですね。
近場のスキー場は今月末までですが、雪も増えたので、もう少し行けますよ!
フリースタイルで楽しく上手くなれば、さらにその先が見えてくるでしょうね。一緒に練習して上手くなりましょう!上級者コースも行こうね(笑)。
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