ニッコウキスゲの無い尾瀬

2012年07月31日 15:40楽チン登山全体に公開

23日∼25日､2泊3日の尾瀬燧ケ岳と至仏山登山に行ってきました。帰ってから仕事が忙しく、オリンピックも始まりなかレポが進みませんでした。
過去、尾瀬ヶ原、至仏山、尾瀬沼と燧ケ岳と3回別々に訪れているので新鮮味のない山行です。そもそもこの日程で蓮華温泉から朝日岳経由で白馬岳を計画したのですが、すっかり衰えた足腰では1日7∼10時間のコースタイムを歩けるはずがない、と熟慮の結果鳩待峠から燧裏林道経由で御池に出て燧ケ岳に登り、2年前登りで使いへとへとになった見晴新道をくだり尾瀬ヶ原、3日目至仏山というコースを計画したら、相方に池にも行きたいと駄目だしされ車の都合もあるが、戸倉へ駐車し大清水へはバスで行くとしたのを、出発の2日前戸倉発のバス時間が9時近くと遅いので直接大清水へ入り25日にタクシーで回収に向かう方向で計画変更しました。
23日、吹割の滝近くに差しかかり、滝は帰りに見ようと話す傍ら帰りは疲れて嫌になるかもしれないし30分の寄り道だが今日の持ち時間は少し余裕があるという事で寄ってみました。雪解けの水もまだ結構あるのか水量は多目でした。(車にカメラを忘れたので写真なしです)
大清水に着き準備をしていると遠足の小学生が15人位やってきました。登山届ポストを探したのですが見当らないのでそのまま小学生が準備体操しているすきに出発。1時間後一之瀬休憩所に着いた、と思ったら先ほどの小学生がわらわらとやってきました。小雨が降り出したので雨具を着け出発。
　今回までに4回日帰り登山をしておいたので少しは楽に歩けるかと思いきや、荷が重いです。

結局いつものペースでゆっくり登り、三平下に出ると別口の小学生がいることいること

　沼尻まで時計回りに歩いて1時間。ぬかるんでいてかなり裾が汚れました。スパッツ

　沼尻を出て左手に明日登る燧ケ岳を見ながら大江湿原に向かいました。2年前ニッコウキスゲが一面だったのにこの辺りは無いのかと思っていたら、大江湿原方面から来た女性に今年は無いねと声をかけられました。大江湿原に出ると三平下にいた大勢の小学生がグループごとに沼山方面に隊列で歩いています。小学生は元気元気

　やっぱりはまっていました、ヤッホー

ヤッホー！ヤッホー！の大合唱に導かれ沼山峠入口まで

　真新しいベンチがあったので中休止しようかと思いつつそのまま通過し　2時55分沼山峠休憩所到着。3時の御池行きバスに乗れ3:30にはお風呂に入れたというタイミングの良さ感謝。
　宿舎の御池ロッジの夕食は揚げたての天ぷらや焼き魚などが順次出てくるスタイル。〝尾瀬の心″という冷酒とともに美味しくいただきました。隣のテーブルのご主人がすっかりお膳がそろうのを待って写真を撮っていたので、

便乗させていただきました。ありがとうございました

　24日5:20燧ケ岳目指し出発。歩き始めからぬかっていて急登。歩きにくいのでＷストックで登り、飽きたころ広沢田代に到着。池塘とワタスゲが印象的です。ひと登りで熊沢田代。のびやかな草原と燧ケ岳。桧枝岐のパンフレットは広々した湿原の真ん中を木道が施設され正面に燧ケ岳のある構図でした。正にこの熊沢田代からの画でした。
　熊沢田代の上は長い雪渓歩きが待っていました。予期していなかったのでビックリ

　帰ってからガイドブックなどを見直したら、雪渓歩き書いてありました。ウカツです。ずっと

すの中だった山頂が、我々が着くと同時に晴れ尾瀬沼や白山などが望め

　雨が早く降るらしいので早々に

　2年前登りで使って懲りてゼッタイ下りに使う

と決めていた美晴新道を下ります。山頂を100m下ったところで10人前後の中学生に遭いました。その足の運びの速いこと。雪はあった？無いです　道乾いていた？はい！　という短い会話からスパッツなくても大丈夫と確信し転ばないよう利き手のストックを登り時より5∼7センチ長くし安定を取りながら下ること3時間。大きな石がゴロゴロしていて急なので神経使います。あと50∼60メーとるで段小屋坂分岐の所で先ほどの中学生に追いつかれました。　走って来たの？イイエ！　おひる食べた？ハイ！　どのくらい休んだの？30分デス！　
そうかー

　2時今晩お世話になる尾瀬小屋に無事到着。　3:30お風呂解禁。それまで裾の汚れたパンツを洗い一休み。3:30風呂へ行くとすでに満杯。石鹸もシャンプー剤も使えないけれど汗を流せるだけでシアワセです。5:30の夕食までテラスで今日の無事を

で乾杯。持参したタコの燻製が旨い

　宇都宮から来られていたご夫婦に栃木県お勧めの山をお聞きしたら[社山]だそうです。機会を作って是非訪ねてみます。　また、北九州から1週間の予定で来られたパワフル奥さまと寡黙なご主人の話も興味深く楽しく拝聴しました。
　いつも小屋泊まりの時は朝食を

でリクエストします。今回の２泊もお願いしました。今朝も

もって5:20出発。ニッコウキスゲが殆ど無い尾瀬ヶ原はキレイなんだけどなぜか物足りない、そんな中撮影しながら竜宮小屋に。竜宮現象を見たくて一旦は通過した小屋へ引き返し在り処を聞いたらもう少し先との事。着いてみれば木道の狭間にしっかりプレートが貼ってありました。竜宮現象の湧出口には魚が沢山泳いでおり今回の山行で初めて見る魚影でした。種類はなんでしょうか。
　山の鼻から至仏山さんに登る準備をしていると、高校生らしき団体が先行しました。高校生は体の出来が違うので先に行ってもらったのに、途中ガイドのレクチャーで立ち止まっていて先に行けと言う。嫌っだたけど仕方なく登っていると追いつかれたので、先に行ってもらい、引き離され、レクチャーで追いつき。

気にせず先に行ってもらい引き離され、追いつき一緒に話を聞、これの繰り返しでした。滑る蛇紋岩の難所を越え、強風の8合目からは霧で視界が悪い中お花畑が広がっており、寒くなければゆっくり撮影したいところさっさと通過。
山頂は霧に包まれていましたがすぐ晴れて360°の展望が望めました。

をたべ、

ない内に下りちゃいましょうと、そそくさと下山開始。横岳の杣添尾根尾根の下山、昨日の美晴新道から見たら天国のような快適な下山道。スイスイ

軽い筋肉痛がかえって心地よい。筋肉製造中って感じ

13:24鳩待峠着。13:40発のバスに乗り戸倉でバス停で下してもらい2:14の大清水行きに乗り継ぎ15:00には戸倉に戻っていました。いつも立ち寄る鎌田の芳味亭の唐揚げを楽しみにして行ったら昼時間は終了していました。蒲田温泉に入り片品の野菜市場で手打ちうどんを相方同じく手打ち蕎麦を。このうどん屋さん、全部おばちゃんの手作りだそうです。カボチャの煮物、手作りこんにゃくとその煮物、試食品どれも美味しくて思わずこんにゃくとラッキョ漬買ってきました。