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夏山に登っているときに、一日3回NHK第2で気象通報を放送しています(16時の一回になっているそうです)。その時に富士山の温度が低ければ、寒気が入り込んでいます。どのくらいで寒気と解るかは、地球上では100m上がると0,6度下がります。と言う事は、富士山頂は約4000mですから、地上からマイナス24度が正常です。地上で30度なら頂上は6度と言う事です。気象通報で富士山の温度が基準より低ければ、寒気があり、地上との温度差で対流が起き、積乱雲が出来ます。雷や急な豪雨は積乱雲が無ければ起きません、山に登っているときは周りの景色と、遠くにある雲を見てください、積乱雲が近づいてくるときは、風が冷たくなり、薄暗くなってきます。ツエルトを準備するか雨具を付けましょう、出来れば近くの山小屋に逃げ込んでお茶でも飲んでください、そう長くは続きません、近いうちに私が剣岳の山頂で、積乱雲の中に入り雷と空電、放電の怖さを日記に書きます。
今、思っても良く生還出来たかと言う位の経験でした。
写真1 積乱雲(6月13日 自宅前にて11時撮影)
写真2 東京電力 雷レーダーハードコピー6月13日 12時撮影
写真1 yahoo天気図 ハードコピー 6月13日 12時撮影
vfr4649さんこんにちは。
NHK第二の気象通報は残念ながら16時のみ1日1回だけになってしまいましたね。
そのために富士山の気温で雷の発生を予知するのは実用的でない感じになってしまいました。でも今は気象庁のレーダー・ナウキャストの雷の状況が分かりますので便利な時代にはなりました。
私が昨年座学で雷のことを書いたときは、
「富士山と下界の温度差が25℃以上だと90%雷雲が出来ると言われている。20度以上なら60〜70%と言われている。」
と表現しておりました。
どちらにしても、昔からの言い伝えの通り、「雷三日」は正解なので、きょう雷の発生が見られたところは明日明後日と雷の心配がありますね。
murrenさん 教えて頂いてありがとうございます。
こんにちは、そうだったのですか、古い山屋なんで最近まで朝、昼、夕方と何時も思っていましたが、幕場で何時も16時の気象通報で天気図を取っていました。この頃縦走していないので気象通報も聞いていませんでした。何時も最後に「富士山では何処何処の風、気温何度」って聞いていましたが、時代ですかね、昔は高層気象通報もあって上空の寒気は解ったのですが、何時間にか無くなっていました。新田次郎氏の「芙蓉の人」の野中氏が生きていたら嘆いているでしょうね..............
そうなんです。私も昔のウラシマ太郎ですので戸惑うことが多いです。
ご存じのように昔は富士山の風向と風速で唯一地上天気図で高層気象の情報が入っていたのですが残念ながらラジオの時代じゃなくなってしまった感じですね。でも、携帯でどこでも通じる訳じゃないので今は過渡期なんでしょうね。
高層天気図は短波でしたがスピードは速くて大変だった記憶があります。
富士山は今は気温だけですので寂しい限りですね。おっしゃる通り新田次郎氏も嘆くと思いますね。
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