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本日の天気図(気象庁発表7月23日)を見て珍しい、数年に一回有るかの現象が起きています、昨日に梅雨前線が消滅したのですが、再度できています、性質の違った気団の間には前線が出来ると言いましたが、天気図に出るほどはっきりとしています。エゾ梅雨です。北海道には梅雨がないと言われていますが、関東が梅雨明けした後 前線が停滞して北海道の梅雨が数日有ります。オホーツク高気圧の動きが遅く長引きそうで、今、台湾にいる台風10号が北上して停滞前線に大量の水蒸気を供給しそうです。ますます東北、北海道の山は荒れそうで、関東以西の天気に惑わされず計画の延期を、本気に考えてください、どうしても東北、北海道の山へ行かれる方は、気を付けてください、山は逃げません、又、次回登りましょう。(画像1参照)
気象庁より関東、甲信越の梅雨明けが発表されましたが、何時もと違い,太平洋高気圧の勢力が強くなり、停滞前線を押し上げての梅雨明けでは無く、先日の激しい雷も東から西へと翌日には北西から南東に雷雲が移動して行きましたが、本来は西から東へ、又は南から北に移動して行くのが普通の梅雨明けの形ですが、何か可笑しい梅雨明けで、北のオホーツク高気圧が強くなり押し下げて停滞前線が消滅の形に近い梅雨明けです。
7月22日に梅雨明けしましたが、太平洋高気圧の勢力が弱く、高気圧本体はオホーツク高気圧の一部になって何とか存在してますが、暖かく湿った気団(太平洋高気圧)と冷たく湿った気団(オホーツク高気圧)では間に前線が存在しないと成り立たなく、見えない前線が存在しています。この様な気圧配置ですと東北、北海道は寒く冷たい雨が降りやすく、関東以北の山へ登る方は寒さ対策と、ゴアテックスのウエアは必需品になります。
又、トムラウシの遭難みたいな事が起きなければ良いのですが、オホーツク高気圧がブロッキング高気圧と成り、ほとんど動いていません、オホーツク高気圧が移動するまでは山行は、気を付けて登ってください、延期出来るのなら8月以降にずらした方が、楽しい夏山になると思いますが、(写真2)は8月の剣岳三の窓雪渓か長治郎雪渓の登りで地吹雪になっていて、とても盛夏とは思えません。
(写真3)はやっぱり8月の鳥海山登山口の雪渓ですが、前日大雨の為、車で立ち往生した翌日です。同じ梅雨明け十日での登山でしたが両年共、停滞前線が消滅し普通の梅雨明けではない夏でした。
特に、東北の山、北海道の山に登るか計画している方は十分にご注意を、南、中央アルプス以西の山はいつもの夏山で、比較的安定すると思います。北アルプスは難しいですね、多少影響は有ると思いますが、早め早めに対処する事を、頭の片隅に入れてください。
画像1 気象庁発表7月23日 tenki.jp 転載
写真2 剣岳 8月三の窓か長治郎雪渓 vfr4649 撮影
写真3 鳥海山 8月 vfr4649 撮影
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