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1年を通じて剣が峰(写真1)に小屋を建てて気圧や天気、風向き等一日数回も極寒の中粗末な装備で、氷点下30度以下になり,日本酒がゼリー状になり、作ったばかりのラーメンを下に置くとあっという間に、水に変わる極寒の世界で耐え抜きました、実際に11月から3月まで複数回頂上にて幕営して、命がけのおはち巡りをしました。頂上の風は地上で経験出来る風と違い体が浮き上がり、火口の方に引き込まれる、つむじ風(旋風)で何回か平地でピッケルを使い、滑落停止の姿勢を取らされる猛烈な風が常時吹いている中、気象観測を明治時代に行った物凄い人です。
山を志す方は必見で、戦前の山がよくわかると思います。
いよいよ梅雨明けです。私は毎年一年を通じて一番に天候が安定する特異日で有る「梅雨明け十日」を狙って、単独幕営南北共アルプス全山縦走を行いました。この時期は異常気象や大雨が降る事は少なく、安心して天幕と寝袋も持参せず、ツエルトとゴアテックスのシュラフカバーのみで、一週間から10日前後は最高の縦走が出来ます。只、夏山の嫌いなところは、悪場での渋滞(剣岳のカニの横バイと縦バイ、後立山のキレット、穂高岳のキレット、奥穂の登り下り、槍ヶ岳の登り下り(写真2)、不帰の2峰の通過)と混雑で出来るだけ朝一に通過出来るように計画してください、
ここ数日、天気図を見ていますと、梅雨明けの気圧配置で、太平洋高気圧がオホ−ツク高気圧と一緒になっていますが、天気図には有りませんが図の低気圧と低気圧を結んだ境目が停滞前線となっていて雲が多く雨も降っているはずです。でも一応南高北低の気圧配置で、クジラの尾型の気圧配置になろうとしています。本来ならば太平洋高気圧の北にオホーツク海が低圧部になるのですが、梅雨型の主役のオホーツク海高気圧が居座っていますので、この高気圧が消滅か移動しないと梅雨明けは無いでしょうね、でももうすぐです計画を立てて準備しましょう。
写真1 11月富士山山頂剣が峰 vfr4649撮影
写真2 8月槍ヶ岳山頂 vfr4649撮影
画像3 7月19日 天気図 気象庁発表 tenki.jp 転載
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