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#朝ラン #早朝ラン #ランニング
オーディブルは逢坂冬馬『ブレイクショットの軌跡』の続き。
後藤はおそらく、首都高を周回中に製造時のミスでブレイクショットに残されていたボルトに当たって交通事故を起こし、大脳に損傷を受けて短期記憶をはじめ、高度な処理能力の大半を失った。あんなに穏やかだった後藤がおのれを忘れ、怒りを爆発させて、息子や妻に手を挙げる様子を聞いているのは正直キツイ。だが、職を失い、事故車のブレイクショットを手放したことで、後藤も少しずつ、自分を取り戻していく。
章のあいだに挟み込まれる中央アフリカ共和国のホワイトハウスはおそらくブレイクショットの成れの果てだと想像するが、裕福な白人のゲストを護送中、かの地では少数派のムスリムの過激派ジハーディストの襲撃を受け、タイヤがパンクし、身動きが取れなくなる。火力の差で敵を撃退し、ゲストたちを移送するためにテクニカルの車列は去ったが、その場に取り残されたホワイトハウスに、なぜか、ゲストの子が1人残っていた。「みんなは、お父さんのことを、まだ恨んでいるの?」
第3章「僕らの夢は」は、予想に反して、まだサッカーのユースチームに所属する霧山の息子・修悟と後藤の息子・晴斗の話が続く。
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