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#朝ラン #早朝ラン #ランニング
オーディブルは逢坂冬馬『ブレイクショットの軌跡』の続き。
中央アフリカのホワイトハウスのボディに描かれた日本語「ホワイト・リアル……」は「松代不動産=マツ・ホワイト・リアルエステート」の誤訳だった。投資用マンション販売とは名ばかりの、ローンを組ませて長期的には収益の見込みの薄いワンルームマンションを買わせ、あとは知らんぷりという詐欺に近い手口で業績を伸ばそうと躍起になっていたのは、松代不動産の創業社長の御曹司(長男)。次期社長の椅子をめぐって次男と争っていたものの、劣勢は明らかで、とにかく実績を積み上げる必要に迫られていた。その部下であり、後藤の自動車事故によって社用車に姿を変えたブレイクショットに乗る十村は御曹司に詰められ、あやしげな投資セミナーから有料顧客リストを手に入れ、ドツボにハマっていく。その投資セミナーを主宰していたのが父親の失職と介護で金に困った後藤春斗というのが泣ける。話がビックリするくらい狭い範囲でぐるぐる回ってるのが目に付き、そんなわけあるかよ、と感じてしまう。十村は、御曹司に自動車盗難を偽装した保険金詐欺を働くように強いられ、犯罪に手を染めかけるが、不幸の手紙であるブレイクショットが手を離れたことで、ふと我に返る。こんな会社、辞めてやると。
中央アフリカのホワイトハウスははぐれてしまったゲストの子ジェイクを無事に基地に送り届けることに成功するが、司令官に「そのガキを殺せ」と命じられる。「そいつを殺さなければ、俺たちの領域にジハーディストどもが攻めてくる。この国だけじゃない、スーダンから越境する援軍も加えてこちらを攻めに来る。それを我々が撃退するために戦えば大戦争で、今度は国軍がやってきてすべては終わりだ!」。エルヴェとフェリックスはきっと、子どもを守る側に立つ。
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