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まいにち山の様子をチェックしているけど、どの山も大半の期間が雲に覆われていて、ギャンブルのような難しさを感じる。
土曜日は朝日連峰だけ見事に晴れていた。でも自分は地域の草刈り作業があって行けなかった。
この期間、、、たとえ悪天候でも、花が豊かな月山とか不忘山に登ってみてもよかったかもしれない。
そんな焦りを抱えつつ、来たるべき小屋泊登山に向けての準備を進めることにした。バーナーとコッヘル?(クッカー?)を買いそろえて、御飯を炊く訓練を始めた。
● 画像1、買いそろえたもの:
まずネットでイワタニ製のバーナーを買った。理由は卓上コンロを使ったことがあり、製品として信頼が置けることと、ガスがどこでも売っていて気軽に練習できること。
クッカーは、このバーナーが入れ物ごとキレイに収まるものを、店で確かめてから買った。
買い集める段階で、「今まで自分は電気でしかご飯を炊いたことがないんだな〜」と気づいた。
―コンセントで繋がった炊飯器のスイッチを押す。あとは何も考えずに機器が勝手に炊いてくれる。。。
これが当たり前の人生だった。今まで一度も炎で御飯を炊いたことがない。炎によってあの固い白米が柔らかい御飯に変わるイメージが全然ない。
でも当然ながら山の上に炊飯器は持って行けない。
登山というのは、結局のところ電気・ガス・水道のないところに身を置くことなのである。。。いろいろ訓練が要る。
食事が貧しければ、登りも下りも、、、やっぱりキツくなる。御飯くらいはお安い御用で用意できるのでないと、いろいろ心配で計画が立てられない。一日でどこまで到達できるかが計算できないではないか。
昔はかまどで炊く文化だったわけだけど、自分でも炎で御飯が炊けるんだろうか、、、と半信半疑で試してみた。
● 画像2、お米を炊くところ:
ガスと丁度いい大きさの蓋を用意した。現段階での手順は、、、
1、ご飯は1合(180cc)で茶碗2杯分。自分の一食は大体100cc分くらい。これを水で研ぐ。
2、火の用意をして、ご飯と同量の水で火にかける。最初は沸騰するまで強火で。
3、沸騰したら中火(トロトロの火)にする。蓋がプクプクと浮く。吹きこぼれないくらいの強さで15分炊く。
4、15分経過したら火を止めて10分ほど蒸す(放っておく)。
そのあいだ、残り器具を使って別な料理ができる。一気に調理できるように3のうちに準備しておく。
5、美味しいご飯が出来あがる!
やってみて分かったんだけど、フツ〜に炊飯器で炊くより美味しい御飯ができあがるので驚いた。それに若干早い。何度やってみても、炊飯器より早く美味しく炊ける。「3」の15分のとき、吹きこぼさない(水分が逃げない)ことが大事っぽい。
● 画像3、御飯が炊きあがったところ:
もはや飯豊山への登山とは関係なくなってきたけど、とにかく上手に炊けた豊かな飯!
ただし、山の上では気圧の関係でメッコ飯(方言:芯が残った御飯)になってしまうらしい。
とにかく、ご飯が炊けるのであれば、あとは常温のレトルトものを持っていくと、暑い山中でも食事に困らないハズ…。
そうそう、暑い山の中にどういう状態で食材を持っていけばいいのかも考えさせられた。前々から思っていたけど、スーパーの冷蔵・冷凍コーナーに売っているものは、山に持って行けないのである。常温で売っているもので、全日程の食事を考えなくてはならない。
● まとめ
山の中で火を使う方法を習得した。
とりあえず、御飯+レトルトものを当面の黄金パターンとしたい。あとは回数をこなすことで究めていく。ここから先は実際の経験がないと分からない。
味噌汁やコーヒーは用意できるのかとか、いろいろ想像が膨らむ。
自分の食習慣と照らし合わせて考えていくことになる。
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