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冬場は陽の沈むのが早く、東の地平線近くにオリオン座が見えたりしていましたが、この頃は陽がかなり北西の方向に沈むまで明るいので、星を見ることはありません。また、今は歩いていても富士山ほかの山々は4月以降全く見えておりません。たまに天気の良い日に筑波山がぼんやりと見えることがあるくらいです。田植えのあとしばらく聞こえていたカエルさんの合唱もこのところ聞いてません。
今日あたり涸沢や稜線の山小屋はどんな具合でしょうか。と思って槍ヶ岳山荘のライブカメラを見てみたらなんと晴れているではありませんか。曇っているのは関東地方くらいかも。意外と梅雨の時期の山は晴れることもあるのでしょう。映画ローマの休日のアン王女のように"Walk in the rain"と言って雨の中を歩くのもこれまた楽しいのですが、やはり山は晴れた日に登りたいですよね。散歩が大好きな作曲家ベートーベン氏は雨の日も出かけていたそうです。そうして交響曲第6番田園はできたのでしょう。
「わたくしはただ、一日中やりたいことをなんでもやってみたいの」とおっしゃっていたPrincess Annはその例として「雨の中を歩いたり」と申しておりましたが、その際にはきっと傘を差さずに歩きたかったのだろうと思います。雨が降っていれば傘を差すのはごく普通ですが、そういうなんでもないことがアン王女はさせてもらえなかったのでしょう。自分で傘を差すなんてことはなかったに違いない。「雨の中を歩いてみたり」と言った時にはアン王女は一瞬街中に視線を走らせていました。彼女の心中はどうだったのだろうと雨が降るとふと思うことがあります。
最近のレインウェアは蒸れを放出してしかも雨は通さないというようなゴアッテクスとかいう素材になってますね。すばらしいですが、結構いい値段になりますよね。そのためレインウェアの機能を試したくなり、小雨でも降ったりするとすぐ着用してその撥水効果や内部に蒸れがないかどうか確認しておもわずそっとほくそ笑んだりします。でも小屋へ着いてみるとなんだか濡れていたりして、その効果に疑問符をつけたくなることってありませんか。まあいずれにせよ、山に限らず旅行でも日帰り登山でも晴れた日に登るのが一番です。
写真は平成24年7月蝶ケ岳ヒュッテで撮ったもの2枚と常念岳手前の樹林帯で撮影したものです。
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