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■評価結果(抜粋)
北アルプス A25 B102
(C49 D10 E3)
八ヶ岳 A9 B43
(C10 D3 E0)
南・中央アルプス A71 B31
(C12 D2 E0)
■各評価者
北アルプス登山案内人組合連合会
八ヶ岳山岳ガイド協会
南信州山岳ガイド協会
北アと八ツのピッチマップを見ると、最も易しいAは上高地〜横尾、美濃戸口〜美濃戸といったほとんど車道(林道)ばかりで、一般に登山道とみなされるものは、ほぼすべてB以上に入っている。一方、南・中ア(マップ未公表)についてはAの比率が異常に高い。推測すると千畳敷カールの中や入笠山、歌宿〜北沢峠(バス道!)はAかも知れないが、他にそんなに多くの車道・遊歩道レベルの道は思い当たるところがない。逆に八ヶ岳では、美濃戸から北沢の堰堤までは特Aグレードのはずが、赤岳鉱泉までの北沢は全線でBとなっている(評価区間の分け方の問題か)。
これは、山域によってコースタイムの厳しいものと緩いものの差がある、山と高原地図の抱える難点とまったく同じこと。大事なのはC,D,Eなので(ここは妥当なような)、A,Bは無下にされているのかも知れないが、グレードにしてもコースタイムにしても、一度決めると利用者が盲目的に信用し、一人歩きしてしまう性質のあるものなので、本来の目的である登山の安全を担保するために、統括している長野県観光部には山域ごとの基準のばらつきをなくす努力を続けてほしいです(昭文社はコースタイムを!)。
後は山梨、静岡、新潟の各県の皆さんも宜しくお願いします!
(富山、岐阜は...汗)
■「信州 山のグレーディング・ピッチマップ」事業の評価結果を公表します
長野県プレスリリース(2016年1月15日)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/happyou/160115press.html
(評価結果一覧、評価基準、ピッチマップ(北ア南部・八ツ)のリンクがあります)
■「ルート区間ごと県が「マップ」で登山難易度細分化 「力量に応じて選んで」」
中日新聞WEB記事(2016年1月21日)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20160121/CK2016012102000007.html
画像左:ピッチマップ例(中日新聞WEBより引用)
画像中:明神〜徳沢(グレードA)
画像右:ババ平〜大曲(グレードB)
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