狭山丘陵の野山北・六道山公園で桜を観賞しました。

埼玉県所沢市、入間市、東京都東村山市、東大和市、武蔵村山市、瑞穂町に跨がる最高地点の標高194mの狭山丘陵（さやまきゅうりょう）。丘陵の狭間に田、丘陵部に畑が拓かれ、雑木林から薪炭や堆肥にする落ち葉を採取し、里山としての景観や生態系が形成されたそう。戦前には、狭山湖（山口貯水池）と多摩湖（村山貯水池）が建設され、現在では水源保護林が形成されています。

周辺は、静岡茶、宇治茶と並んで日本三大茶とされている狭山茶の産地で、この地域の茶摘み歌では、「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と謳われています。ベルーナドーム(西武球場)では、狭山茶の販売がありますが、ビールの合間に飲むお茶がまた美味しいです。

さて、都立野山北・六道山公園は狭山湖の西側に広がっており、整備された7つの遊歩道でアクセスすることができます。公園内のヤマザクラは日露戦争以来の出征兵士が植えたものだそうで、桜の名所として親しまれています。
また、園内には展望塔がありますが、ここからの景色は平成16年度に「関東富士見百景」に選定されています。
https://www.town.mizuho.tokyo.jp/shisetsu/006/p004205.html

私は、JR八高線の箱根ヶ崎駅を起点に、お伊勢山遊歩道で丘陵の尾根に取付き、三角点広場→狭山懸橋→出合いの辻→六道山公園を歩きました。

今日は午後から降雨があるとの予報で、展望塔から景色は、近場のアメリカ空軍横田基地の輸送機を見ることができましたし、ベルーナドームや遠くにスカイツリーも見えました。
山は、丹沢山地や奥多摩の山々はよく見えたものの、富士山は厚い雲に隠れてノービュー。でもまあ、園内の桜は満開ですし、沢山の春の花を愛でながら、清々しい春の景色を堪能することができました。
下りは、尾引山遊歩道を使い、江戸時代の風景を再現した萱葺き屋根の里山民家や田んぼを眺め、丘陵沿いに箱根ヶ崎駅へと戻っています。

さて、ランチはどこにしようかな？
瑞穂町と言えば、国道16号線や新青梅街道などの、街道沿いのラーメン店が思い浮かびますが、チェーン店を外して町中華や蕎麦店にでも出会えると嬉しいです。
https://mitte-x-img.istsw.jp/tokyomizuho/file/lunchmap2.pdf

写真1は、公園内の桜。
写真2は、展望塔から見た西側の景色。
写真3は、麓にある里山民家の様子です。