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山へ行く楽しみの一つとして、野生動物との出会いがある。
言葉を交わすわけでも、ふれあうわけでもないが、
まずは「かわいい」と感じ、その直後に畏敬の念が
こみ上げてくる。
その地に生まれ、その地で暮らし、その地で死んでいく。
そんな生き方を目の当たりにして、見失いがちな
自分の立ち位置を確認する。
昨年9月に上った蒜山で、最初に出会ったのは牛。
野生ではなく、乳牛として飼育されていた。
自分の命が何のためにあるかとか、将来どうなるかとか、
そんなことはまったく考えるはずもなく、ただ、
いまある命を牛らしく生きていた。
乳でも肉でも、意図的に彼らの命を頂戴しながら、
自分ができることはやはり、ものを思い考えることの
できる人間として、自分を精一杯生き切ることか。
関連の山行記録:
蒜山 三座縦走(上蒜山から)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2586920.html
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