マシュー・ボーンの「SWAN LAKE」

　昨日の17日、渋谷オーチャードホールで上演されているマシュー・ボーンの「SWAN LAKE」を観に行ってきた。　いわゆる「白鳥の湖」だけれど、悪魔によって白鳥の姿に変えられてしまったオデット姫と若き王子の悲恋を描いた古典の「白鳥の湖」と、力強い男性ダンサーが白鳥を演じ、斬新なセットでエネルギッシュで美しいコンテンポラリー・ダンスにした「SWAN LAKE」とは、まぁ別のものとも言える。　チャイコフスキーの音楽は同じ（曲順は違う）。

　この演目は日本初演の2003年にも観ている。（相方は2005年も）　そもそも、映画「リトル・ダンサー」で、大人になった主人公ビリー・エリオットが、終わりの場面で踊っているのが「SWAN LAKE」で、それを演じたアダム・クーバーが出演するということで観に行った。　（なんともミーハーな）　翌年の「Nutcracer」（くるみ割り人形）も観に行き、どちらもマシュー・ボーンのサインをもらったと思っていたのだが、今回、その時のパンフレットと見直してみたら、「SWAN LAKE」は違う人だった。

　１０日ほど前に新聞の「SWAN LAKE　開幕間近」の広告を見て、急遽チケットをとったので３階席になったが、視野の中にステージが全部入り、却って見やすかったとも言える。　（半分　負け惜しみ。　２階席がよかったかも）　休憩を挟んで約２時間の公演で、盛り上がっていく終盤では目がウルウルしてしまった。　いいものをみせてもらった。