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昨年の冬、近くの山に登っていると、十数名の関電の職員が重い荷物を背負子で運び、200mほどの鉄塔に3時間程度登り、点検作業をされているのにであった。命綱を着けているとはいえ、寒い冬に北風にあおられながら作業するのは『寒さ』と『高所』という2つの危険要因に気を抜く暇もない作業だ。そして、そのために関電の鉄塔に続く登山道はボッカができるように、毎年雑草をきれいに刈り取る作業がなされる。『黒部:下の廊下』が有名だが、鉄塔がある里山も同様に管理される。
僕が住む市では10月に毎年、整備がなされる。そのため、関電の管理道路を含む登山道が安全に利用できるのである。200〜700mの里山では、地元のボランティアの手が無ければ、登山のトレイルは維持が難しい。シダやシキミ、馬酔木がすぐに繁殖し、トレイルが不明になってしまう。幸いなるかなわが市では有志がトレイルを最低年一回は手入れしているので、稜線からの展望を楽しみながら、秋以降は山歩きが楽しめる。
山に登るときは、是非「誰が登山道を維持しているのか?」脳裏に浮かべながら歩いて行こう!そうすれば維持している人に感謝もできるし、荒れたトレイルでは自分が何とかできないものかと前向きに考えることができる。くれぐれも「この山はだめだ!」「道が荒れてる!」と言い放って終わるのは大人げない行為だと思うが、皆様いかがでしょうか?
※写真は一週間前に手入れされた関電の管理道とそれに続く鉄塔
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