よく政治は料亭で決まるなんていうけれど
私の場合も、やっぱり居酒屋で決まることが多く
初めてマラソン大会に出ようって決めたのも、とある居酒屋の一室だった。
走るのが嫌いな私は、そういうものを用心深く避けて生きてきたのに
なんというか、うっかりとその場の勢いで、ついついYESと言ってしまったのだ。
それでも、それで何か後悔しているかというと
別に何も後悔していないし、むしろ楽しい経験もし、素晴らしい友人も増えたので
居酒屋決定自分の人生には、何も不満はないのだけれど。
しかし今回はちょっと大きく出たと思う。富士山登山。
曲がりなりにも日本の霊峰。
私の体力で行けるのだろうか?
ガイドブックに載っている写真は年配の方も多いけれど
もしかしたらスーパー年配の方かもしれないし。
そもそも登山なんて、学生のときのキャンプぶり。
不安が募る。
「それじゃ、練習で高尾山登山行ってみない?」
そう言われたのも、やはり居酒屋での出来事だった。
ということで、行って参りました。トレラン練習会に。
「歩いてもいい」といううたい文句に、歩きなら何とかなるかなーとうっかり思ったわけです。
後々考えてみると「基本は走るけど、別に休んで歩いてもいいよ」って意味だったんだな。
だって、トレイルランニング練習会だもん。
トレランチームの方々とは何度かお会い(居酒屋で)していますが、すごくちゃんと走る方ばかり。
そんな中に混じって、練習会の写真に写るのも申し訳ない。
なるべく目立たないように、ひっそりしてようと心に決める高尾山口、朝8時。
皆さんが出発して、最後をトコトコと歩く。
こういう時、一人でいるのは全然苦にならないし
高尾山の蛇とかまれたときの対処法の看板を読んだり
(素人にはあんまり有効なアドバイスじゃないんだこれが)
5mmのアマガエルがいる!と思ったら実はカメムシだった
なんてことを発見するのも楽しい。
でも、遅すぎて心配されてました(^^;スミマセン。
そこからは、登山チームに混ぜてもらって、走らず先を目指す。
行き交う人々が笑顔で挨拶してくれたり、応援してくれたり
泥で真っ黒になりながら走ってくる大学生集団とすれ違って
「箱根駅伝!!」ってテンションあがったり
すっごい階段の下り道で、この道は絶対に帰りたくないって思いながら進んだり
R80のおばあさま達が、わいわい仲良く登山している姿や
ちょっとくじけそうになったときの鳥の声の美しさとか。
山っていいなぁって、つくづく思いました。
山頂でのビールも、麓でのビールも、その後の打ち上げでのビール(1、2、3次会全部)も、みんなおいしかったしねビール
こりゃ、登山にはまっちゃうかもよ。
それにしても、同行の皆さんには大分お世話になってしまいました。
ずいぶんお待たせしたり、色々わけてもらったり・・・
まさか頂上で凍ったフルーツの缶詰と水なすが出てくるとは思わなかった。
四次元ポケットかと思ったよ。
おいしかったー楽しかったー
新しい経験をさせてくれた人たちに心から感謝!
機会があったら、また参加させて下さいね〜
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