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１７時間強歩いて特に足に異常は起こらなかったので、どうやらこの靴の調教は出来たと見て良さそうなのでその方法を書いておきます。
履いた靴は、イタリアの ラ・スポルティバ の ボルダーX (LaSportiva Boulder X) と言うアプローチシューズです。
前穂高という岩場っぽい山には実に歩きやすい靴ですが、私のような甲高ダンビロの足には、全く合いません。
普段の靴は３Ｅ、出来れば４Ｅを履く私にこのイタリアのスマートさは全く合いません。
町中で３０分も歩くと指３本の皮がめくれてしまいました。
これは、靴先のゴムの部分を広げないと駄目そうなので、靴には手を付けず、歩く前に、問題の指３本に絆創膏（バンドエイドではありません）を二重に巻けば擦れることが無くなり問題は解決します。
けれど横浜の坂の下降程度でも足先全体が痛いという問題は解決しないと怖くて山には入れません。
試行錯誤で今回うまくいった方法が次の通りです。
まずこの靴、写真Ａ部の黄色のホールに靴紐を通して締め上げれば締め上げる程、足にフィットして歩きやすくなります。
けれど靴紐は一本なのでＡ部の足首側を締めれば指先側も締まってしまって痛くなります。
それで指先側の紐はユルユルにして、Ｃ部で結んでしまい、Ａ部の締め上げはＣ部までしか影響しないようにします。
また、元々はＢ部も紐が通っていたのですが、ここまで廻すと紐の長さが不足するのではずしています。
理由は、この靴紐、平紐ではなく丸紐なので、登りではともかく、下降では留め結びしておかないとほどけてしまいます。
以上の処置で快適な登下降が出来ました。
やはりアプローチシューズだけあってトレッキングシューズよりはるかに岩場での安定感がありました。
優れものです。
ただ、この ボルダーＸと言う靴はゴアではないので雨露のついた径を歩くとその水玉を全部吸い取ってしまい、すぐに靴下までベトベトになってしまいます。
私は、それがどうした？と知らぬ顔して歩いていましたが、トレッキング向きではない靴かも知れません。
Ｃ部で結ぶという方法、どの様な靴にでも応用できそうなので、甲高ダンビロで悩んで居られる方は一度トライされては如何でしょう？
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