アクアビットと鰊の酢漬け―北欧に想いを馳せつつ呑む

正月に仙台に帰省した折に、中高の先輩に当たる佐伯一麦氏の著作を纏め読みした。私小説作家である氏は1995年から96年にかけて北欧を訪問し「マイシーズンズ」などの作品を著しているが、その中に登場する酒がジャガイモ蒸留酒「アクアビット」であり、そのつまみの一つが鰊の酢漬け(ディル入り)である。
帰省の際にあちらこちらに買い物に出かけたが、IKEAの食品コーナーでこれらの蒸留酒とつまみを偶然見つけ衝動買いしたのをすっかり忘れていた。それを今日の帰宅時になぜかふと思い出し、遅ればせながらたった今賞味しているという訳である。
で評価だが、「これは完ぺきな調和である」と云いたい。早速、酒好きの貴兄、貴女に是非お勧めしたいということで急ぎ筆を執った、ではなくキーボードを叩いた次第である。

酒とつまみに合わせて、北欧の作曲家、シベリウスの交響曲第二番や、グリーグの組曲「ホルベアの時代より」などを、やはり正月に衝動買いしたヘッドフォンで観賞つつ至福の金曜の夜を過ごしているが、また土日の山行の計画を立てずに寝てしまいそうである。

コメント

panndamori

RE: アクアビットと鰊の酢漬け―北欧に想いを馳せつつ呑む
アクアビットは名前だけ存じております。
ジャガイモを蒸留して作るお酒と。
昔飲食店に勤めていた際、オーナーでありマスターでも有った方にお酒の辞典をお借りして勉強した際、初めて知ったのです。
飲んだことが無いけどいつか飲んでみたいお酒ですね(^_^)v

kilkenny

RE: アクアビットと鰊の酢漬け―北欧に想いを馳せつつ呑む
panndamori さん、こんにちは 。お酒に反応していただきありがとうございます 。
一つだけ補足すると、「ジャガイモ(の発酵液)を蒸留して作るお酒」になります 。
＃酒のことになると拘る面倒な人間です

アニス等の香辛料が含まれるので好みは分かれるところだと思いますが、アブサンやペルノが平気ならばイケるかと思います。是非、お試しを 。