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場所は丹沢山麓の松田町寄地区。
日程はそれぞれ二日間なので、私は連泊して計4日間の滞在でした。
検定の内容については言及できませんが、私の感じたことをお伝え出来ればと思います。
これまで、山岳部や山岳会に属したことのない私にとって、今回の検定は非常に学びの多い4日間でした。
検定なので、自分の能力を見られる場ではあるのですが、検定員の先生方からはもちろん、一緒に検定を受ける方々からも沢山の学びがありました。
ルートガイディングでは、顧客を連れて歩くガイドに求められる覚悟とは？、プロとして人に見られるポイントとは？などを具体的に教えてもらいました。
また、「地図読み」における現在地特定と山座同定は特に勉強になりました。
後半二日間の安全管理でも、学びの連続でした。
時間をかけて訓練してきたロープワークですが、(アルパインクライミングを除いて)ガイドはロープが必要な状況を作らないことが何より大切だと思い知りました。
そして、必要な時は100%確実に、かつ迅速に行うのがプロであることも学びました。
ガイドには、顧客を安全に下山口まで導く義務がありますが、刻一刻と変化する目の前の自然や、後ろを歩く顧客の状態を観察することが何より重要だと痛感。
気配り、目配り、心配りが必要なのは、日頃やっている接客業と全く同じですね。
地理、歴史、天文、気象、地質、生物、植物、人の体、栄養、登山技術、危急時対応、安全のためのロープワークなど、ガイドに求められることは正に「総合力」。
ガイドは全てに精通しており、いついかなる時も冷静に対応できることが必要なんだと思いました。
それは、「誰よりも多くの知識を吸収している」ことだけではなく、「自分が持っている全てを総動員して真摯に、誠実に尽くす」ことが大切なのだと思いました。
谷川での積雪期講習からの計8日間で、20人を越える方々と新たに知り合うことが出来ました。年齢も仕事も、住んでいる地域も、今までの経験も皆違うからこそ、それぞれ個性が光るガイドがいる。
私にとって、こんなに心強いことはありませんし、同じ志の仲間たちに出会えたことが何よりの収穫でした。
まだ結果が出るのは少し先ですが、2月の積雪期検定の本番に向けて、さらに準備を進めていきます！
※写真は検定前の自主練習のひとコマ
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