![]() |
|
起点の青木鉱泉から、沢伝いに息を切らしながらひたすら5時間ほど登り、突然現れた白砂の広場に出ると、地蔵岳のオベリスクが見える。
さらに歩き、白砂の道を抜け出ると、そこに鳳凰小屋が現れた。
小屋のスタッフが到着するなり『ようこそ!』と気さくに出迎えてくれた。
小屋前の広場はすでに沢山のハイカーで賑わっていた。
鳳凰小屋の主人にも、前もって子連れで泊めさせてくださいとお願いしていたので、『おう、来たか〜』と出迎えてもらった。
小屋のカウンターで宿泊の手続きを済ませると、何やら外が騒がしい。
どうやら写真撮影をするから来なさい、と…
毎年10月の3連休の中日に、宿泊者、テント泊さん、スタッフ全員を集めて集合写真

何も知らずに来たものだから、そんな日に居合わせたことが嬉しかった。
※みんなが本当に素敵な笑顔で写真

普段何をしているかなんて関係なく、その場での一体感はあの時にしか得られなかった感動だろう。
ちなみに昨年の集合写真は小屋内の炬燵(こたつ)の居間に飾られていた。
2階の寝室で荷物の整理と簡単な着替えを済ませ、外へ出ると空はだんだんと薄暗くなっていたが、皆それぞれに食事を済ませたり、その日の星空や翌朝の日の出の話題を楽しんだり。
その横では、小屋のスタッフ達が夕飯の準備や宿泊者の対応で忙しく動いている。
こんな山奥でも人がこれだけ集まれば、何だかとても温かい。

温かい食事や、一晩だけのふれあいも、同じ一日を同じ小屋で過ごす者だけが感じられる温もりなのかもしれない。
今はネット


やはり実際に見て、触れて、肌で感じることで分かることがたくさんあった。
厳しく苦しい山行の間でも、人の温かさに触れ、山の魅力をもっと知ることができたのも小屋で出会った人達のおかげだろう。
鳳凰山に来るときは、また立ち寄りたいと思うのであった。

------------------------------------------------------------
南アルプス鳳凰小屋
http://houougoya.jp/index.html
鳳凰小屋Facebookページ
https://www.facebook.com/houougoya.family
鳳凰三山のマイレコ☆
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-357643.html
セキヒロさんこんにちは
僕も中学一年のとき大天井岳の大天荘で集合写真を撮ってもらいました。そのころは夏山最盛期でも人数はこの3分の一ほどでしたけど、白黒写真で、なかなか思い出深いものでした。写真はどこにいってしまったか。
看板横のチビッコと写っている人ですね。
yoneyamaさんこんにちは!
今年は息子を連れて山小屋に行くことが何回かありましたが、こういった集合写真に参加することは初めてだったので楽しかったです♪
この写真を撮るまでの人の配置だとか、角度だとかいろいろ大変でしたが、いずれも小屋のスタッフの配慮に感謝です。
そうです、看板横のポジションにいるのが僕等です(笑)
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する