始めて購入したものは、昭和37年(1962)「山登り 準備と技術」渡辺公平著(160円)。初心者向けに書かれた本なので良く理解できた。初版が昭和32年で、購入したものは昭和37年第20刷もの、少し古い内容ではあったが、単独で登っていた身には有用だったと思っている。かなり何度も何度も読み返した覚えがある。(だから捨てられなかったのだろう)
昭和44年(1969)に購入したのは「登山」日本山岳会編(200円)だった。その頃は山岳会に所属していたので、さらに上の技術を目指そうと思って購入したのかもしれない。系統だった内容なのだが、少し物足りない感じがしないでもなかった。(当時、あまり良い本がみつけられなかったのか?)
そのほか昭和40年(1965)購入の「登山談義」高須 茂著(360円)や昭和45年(1970)購入の「登山入門」高須 茂著(540円)などは気楽に読める技術書として良かった。
昭和47年(1972)に買った「登山の基礎と技術」は(現代登山全集シリーズ 諏訪多栄蔵・山崎安治・安川茂雄・山口耀久編)の全10巻の一つで850円。ずっと本箱に入ったままで読み返しもしなかったが、いまあらためて読むと錚錚たるメンバーの方が書かれていて、内容は広範囲にわたり非常に良い本だと思う。(もっと読み込むべき本だったかな)
これらのほかに教科書的なもので残しているのは、購読していた雑誌「岳人」で233号(1967年4月号)と300号(1972年6月号)記念特大号でいずれも登山入門特集になっている。当時現役のバリバリクライマーたちが書いていて、技術のほかにも山に対する考え方など参考になり後々も読み返したりした。
今回これらをざっと目を通したが、懐かしさひとしおである。
上記のほかに、冬山、岩登り、沢歩き、気象、地形図などの教科書的な本が残っているが、そろそろ始末をする時期が迫っている。
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