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近頃なんだかんだで、まともな山行計画も立てず(モチベーションの問題?)に、ここのところ…どさくさまぎれな行き当たりばったりの“おさんぽ”しかしてませんでした。
今週末は少し余裕ができたので、せめて近場でも…お山を越えて、秩父の温泉にでも浸ってのんびりローカルな路線の乗り継ぎ戻ってこれればなぁ…と、始発電車で小川町に降り立ちます。
予報の雨も…まだ降り始めてなく、このまま本格降りには遭わないで下山できそうなそんな気もしていました。
ま、バス運行までは待てないので…あるいて切通橋を渡り、表参道から笠山へ。ここで気分は既に日帰り温泉?!…意気揚々と栗山を過ぎたところまできたところで目にしたのは、山肌に広範囲に広がっている“雪しわ”です!
…帰ろ。(「これ以上進んではいけない!」とオレのゴーストが囁いている←単なるビビリなだけ?)
先週は、急斜面で少々のクラックをいくらか散見していたのですが、そのときは雪も表面の凍結が進み比較的安定した積雪状況でした…。今回は、まるで雪の凍結が進むことなく、クラックどころか緩んだ大量の雪が全層でずり落ち始め、大きな裂け目と雪しわをつくってます。
道沿いの天久川(槻川の支流)の流れも先週とは打って変り、かなりの増水していましたから、いやな予感がしていたのですが…(←その時点で気付けよ!)。
解け出てる水、これから降るかもしれない雨…それが雪の裂け目に流れ込んでいくとしたら?!
一瞬即断でクルリと回れ右(MA・WA・LE・MI・GI)して!? サクサクと帰ってきてしまひました。
ホントは、ひさびさに家からお出かけ(いつもはご用ついでのマイカーばかり!?)の〜秩父路に温泉?のんびりさんぽだっただけに…後ろ髪を引かれないわけではありませんでしたが?!
…それとコレとは別!(ま、小川町だけでもおさんぽできたからいっか?)
そして翌日、除雪パトロールに同行させてもらえる機会を得たのでお山の視察をしてきたのですが(既に現場に入っていく時点で生きた心地がしない??)…切土で通している山間の道路はところどころで崩落し。積雪直後に一車線分だけ除雪できていた道路も、いつ雪崩で埋もれるかもわからず…拡幅除雪作業にもまったく着手できない状況です(今、除雪してある道路でも迂闊に入り込むと、分断孤立したり、最悪生き埋めに??)。
しばらく山岳区間の通行止も続きそうですし…このあたりの山行は控えた方がよいような気がします(←ビビリ?)。
こんばんわ。いつも拝見させていただいています。
素晴らしい判断ですね。近所の高麗川も日増しに増水しています。ですから山まで行かなくとも状況が手に取るようにわかる感じです。雪崩に埋まると片栗粉を水で溶いた中に埋まって行くような感じで全く身動きできなくなるんですよね〜。あの辺は乗り面の斜度が級ですから一気に全層も考えられると思いますし、登山道で無くともアクセス道でも怖い感じです。峠の茶屋さんもお休みなんですかね?
snowdogさん、こんばんわ(おはようございます!)。
やはり、いつもなら清い流れの小川が既に大増水で…この時点でわかるハズ??なんですけど。
きっと…山間部の雪は凍結してて〜?! 雨は小雪で〜??!…と希望的観測を妄信し、笠山神社下社のある登山口?にむかいました。足元の雪はよかったんです…しかし、山肌の異様な雰囲気に?!
一瞬でコレはムリ!と直感しました(←ビビリ)。
しかも、今回のルートで平均斜度は26°程度ですが…尾根や谷、またはトレイルの“まき”にあたる部分の切土の法面の傾斜角は45°を超えている場合もあり、そういった部分の支えが崩れることによって余計に雪の斜面が不安定になっているようにみえました。
しかももう既にクラックとかではなく、完全に開ききった口の下方にだらしなく下がったスラブが、全層の雪しわをつくっていたので(地面が出てきて、日当たりで一気に解け出た水がさらに大きくスラブを動かしている!?)…しかも予報は雨!?(山間部に入れば小雪にでもなるかと思ってましたが…雰囲気的に雪ではなく雨!)ですから、クラックにどんどん雨が流れ込んだら…????
雪山ではないので、いわゆる大雪崩はないのかも知れません(既に小規模な崩落ヶ所は数知れず…)。しかし、逆に里山でコレだけの雪というのも予測が出来ません(しかも笠山の山頂付近はちょうど伐採が進んでいるので…崩落しやすい?!)
さらに今回の雪は重たいですから…20cmやそこらのスラブがずり落ちてきても? ほんの少々の点崩落に巻き込まれても?? アイスボール一つでも???
ただでは済みそうもありません…。
ですから、同様に…山間のアクセス道路も危険状態で(切土、切り通し、谷まきが多い!)。
今回パトロールに帯同させていただき、除雪された道を通ったりもしたのですが(その時点で生きた心地がしなひ?!)。帰りの道には、行きにはなかった法面点崩落で、車線が埋まりかけているところを通過したりもありました。
パトロール対象の道路はかなりの部分で雪崩に埋もれていて、とても通常の除雪作業に入れる状態ではありません(しばらく放置?)。
先週はクラスト状態で安定していた積雪も、今週はまったく凍結が進んでないばかりか解け始めていて…一週間で40〜50cmは嵩が減っていますが(一気に解け進んでいる!?)、今でも膝から股下くらいの雪は、これからは暖まってくると泥沼に近い状況になっていきそうです(寒気次第?…ですが)。
実をいえば…今回のぼりかけた笠山も雪は、まだ早朝でラッセルも効き、丁寧にあるけば…いいトレース(あるきやすいトレイル)が造れない状態ではありませんでしたが?
いくら…足元はよくても、うえからの落雪(雪崩?)と、下の土台ごと崩落の危険も否めず?!
当面あるくのも…少なくとも落ちる雪がなくなって残雪(スラブ)が安定するまでは微妙な状況です(←お山はビビリなくらいでちょうどいい?)。
同様に現在道路交通規制(除雪作業による通行止)が敷かれている県道11号線定峰峠は、雪崩の危険から除雪作業に着手できない状況が続いてます。
峠の茶屋には被害がなく、除雪やメンテも済ませ、いつでも開店できる状態なのですが…
肝心の県道11号線がいつ雪崩に遭うかもわからない状態で「通行止」となっているので、この道路交通規制が解除されるまでは本格営業はなさそうです。
晴れて交通規制の解除、もしくは安全におさんぽできるようになり次第レポートをあげようと思いますので、峠の茶屋の開店情報もお伝えできればいいですね。
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