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本当は1年前にインストールしていましたが使いこなせず完全に忘れていたのでした(;_;)
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さて、結論から言うと、うまく出来ました。この「DIY GPS」は実に素晴らしいGPSアプリだと思いました。携帯の電波が届かない場所でも使えるというのですから本当に見事なアプリです。
自宅付近でテストしましたがバッチリでしたヽ(^o^)丿
私と同じように、iPhoneをお持ちでGPS機能を山で使いたいと思っている人のために、私が使えるようになったまでのステップをメモしておきます。参考にしていただければ幸いです。
なにぶん、本日だけで私が理解したことなので所々に間違いがあるかも知れませんし、もっとよい手順があるかも知れませんが、そんな場合はコメントで教えていただければと思います。
ちなみに私の環境は、iPhone4S(au)+Windows7です。
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【概要】
「DIY」という名前は「Do It Yourself」から来ているようです。日曜大工のキャッチフレーズのようですが、このDIYの意味を理解するとスンナリ入りやすい感じがします。
「DIY GPS」には地図が入っていません。必要な地図をiPhoneに「自分で取り込む」必要があります。それが「DIY」の名前の由来のようです。
iPhoneに地図を取り込む方法は簡単な方法があります。それは後述します。私と同じように多くの人はそれがメンドクサイという先入観があったと思います。でも、一度正しくやってみれば簡単に地図が取り込めるようになります。
iPhoneのGPS機能は携帯が圏外でも使えるので、「DIY GPS」は山でも使えることが出来る訳です。
値段はアプリだけで450円。これだけで数万円もするGPS専用機にも匹敵するのですから素晴らしいと言わざるを得ません。
詳しいことはサイトでご覧になればいいのですが、説明が詳しすぎるので訳が分からなくなってしまいます。私はそうでした。そんな人のためにここにメモった訳です。
http://diygps.net/
↑「DIY GPS」のサイト。
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【インストール手順1】…「DIY GPS」と「カシミール3D」のインストール
1:iPhoneの「APP Store」で「DIY GPS」を検索してダウンロードします。450円。お金は原則的にこれだけです。とりあえずiPhoneの操作はこの段階ではこれだけです。
2:パソコンに「カシミール3D」のソフトをダウンロードします。カシミール3Dは地図閲覧ソフトです。基本的に無料です。これもマニアックなすごいソフトです。
http://www.kashmir3d.com/
このトップページの上の方に「カシミール3Dのダウンロードはこちら...」のリンクがありますので、そのリンクをクリックしてダウンロードのページを開きます。
3:「カシミール3D スタータキット(おすすめ)」がありますので、それをクリック。「ここからダウンロード kas906sp.exe」をクリック。ファイル名はバージョンアップしていて変わっていることがあります。
4:「kas901sp.exe」をクリックするとインストールが始まりますので、正しくインストールします。正しくインストールできるとデスクトップに「カシミール3D」のアイコンが出来ます。再起動は必要ないようです。
5:デスクトップのアイコンをクリックするか、「スタートボタン」をクリックして「すべてのプログラム」の中から選んで「カシミール3D」を起動させて、しばらく遊んでみましょう!
カシミール3Dには驚くべき様々な機能がありますが、それらは覚えたい人だけ覚えればいいので、とりあえずここでは忘れましょう!
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【インストール手順2】…「ドロップボックス」のインストール
1:パソコンに「DropBox」をダウンロードします。ドロップボックスは、パソコンとiPhoneのファイル用のフォルダを共有させるためのものです。ドロップボックスは無料です。
https://www.dropbox.com/
2:上のURLからダウンロードしてインストールすると、「ドロップボックスのアカウントを持っていますか?」という質問がありますので、「持っていません」にチェックを入れます。メールアドレスとドロップボックス用のパスワードを入力します。
3:次にDropBoxのサイズは無料の2GBを選択します。「標準」のセットアップにします。共有するためのフォルダDropBoxというフォルダは確認しやすい場所がいいかと思います。
4:このあたりでまたまたギブアップしそうですが、がんばりましょう!
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【インストール手順3】
1:iPhoneの「APP Store」で「DropBox」を検索してダウンロードします。無料です。
2:iPhoneにドロップボックスをインストールすると、「アカウントを持っていますか?」という質問がありますので、こんどは「持っている」にチェックを入れ、パソコンのメールアドレスと上と同じドロップボックス用のパスワードを入力します。
3:これでパソコンとiPhoneのフォルダが共有できたことになります。
4:ダウンロードとインストールは以上で終わりです。これで準備ができました。
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【地図の取り込み1】
1:いよいよiPhoneに地図を取り込む手順が始まります。おそらく多くの人はこのあたりで完全にギブアップしてしまうのではないでしょうか?私でも出来たのですから頑張りましょう!
2:「カシミール3D」を起動させます。
3:右側の「ウォッちず」の「電子国土」のボタンをクリックします。
(※表示測地系が「WGS84」になっていることを確認します。デフォルトをいじらなければ大丈夫!)
4:マウスを操作して自宅付近になるように設定します。自宅付近にするのはテストのためです。
5:自宅を中心に画面いっぱいにトレースを作りたい地図をパソコンの画面に広げます。※「表示」をクリックして→「縮尺」→「電子国土9000」ぐらいの縮尺でいいんじゃないでしょうか。
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【地図の取り込み2】
1:「カシミール3D」→「編集」→「選択範囲を決める」をクリックします。
2:iPhoneに取り込みたい地図を切り取るために、地図の左上をクリックしてからドラッグすると赤色の長方形が選択されます。(上の写真)
(※選択を解除するには「編集」→「編集範囲を表示する」のチェックを外します)
3:上の「ツール」→「マップカッター」→「切り出し」をクリックします。
4:「出力先フォルダ」がデスクトップになっていることを確認します。違っていれば参照ボタンをクリックします。いちおう言っておきますが、「Desktop」というのがデスクトップです。
(※本当はDropBoxのフォルダを指定すればもっと楽ですが…後日やってください)
5:ラジオボタンを「GARMIN / Google KMZ形式」を選択します。
6:すぐ下のファイル名は「自宅付近」とします。ファイル名は日本語でもOKです。日本語の方が便利です。「1つのKMZファイルにまとめる」にチェックを入れます。
7:ファイルの形式をJPG形式で品質を「70」を確認します。70はデフォルテと思います。50にしてさらにファイルを軽くしてもよいでしょうが地図がぼやける感じです。
8:「枚数で指定」を選び、横1枚、縦1枚にします。
9:もう少しです。がんばりましょう!!
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【地図の取り込み3】
1:パソコンのデスクトップを見ると、「自宅付近.kmz」というファイルが探せると思います。「kmz」という拡張子は付いていない場合もあるかもしれません。(※保存先をドロップボックスにした場合は、この操作は不要です。)
2:その「自宅付近.kmz」のファイルを同じくデスクトップにある「DropBpx」のアイコンにドラッグします。ゴミ箱にすてるような感じです。(※保存先をドロップボックスにした場合は、この操作は不要です。)
3:これで「自宅付近.kmz」というファイルはパソコンとiPhoneとに共有されました。
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【地図のiPhoneへの取り込み1】
1:iPhoneの「DropBox」を開きます。スマートフォンの場合はクリックじゃなくてタップって言うんですね。
2:「自宅付近.kmz」を選択して開こうとすると「ファイルを表示できません」とでますので(上の写真参考)、その場合は、右下のアイコンをタップすると「DIY GPS」「Google Earth」で開くかの選択画面になりますので「DIY GPS」を選択します。
3:「確認 KMZファイル……」というダイアログがでますが「OK」をタップします。
4:「確認 地図を保存しました。すぐに表示しますか?」というダイアログになりますので、「YES」をタップします。
5:作成した地図が表示されて、自宅には現在位置を示す矢印の記号が付いていて感動すると思います。試しに、近所を散歩してみましょう!車で移動してもいいかと思います。
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【地図のiPhoneへの取り込み2】
1:カシミール3Dを使って地図をiPhoneに取り込むと緯度と経度の情報も一緒に取り込まれます。(緯度と経度の数値を手入力で入れる方法もあります。)
2:しかしながら、iPhoneに取り込まれた地図の緯度経度が正しいかどうかをチェックする必要があります。山で使う安全のためです。(※追記:緯度経度は今のところ100%間違いありません。)
3:iPhoneのツールバーの一番右の★のボタンをタップします。
4:十字の照準がでますので、自宅付近の分かりやすい点に照準を合わせます。三角点でもいいです。iPhoneの画面上には照準の緯度と経度の数値が表示されています。(上の写真参照)
5:カシミール3Dの地図で同じ場所にマウスポインタをおきます。右クリック→「位置のマーク」をクリックします。すると、その位置の緯度経度の数値が表示されます。
6:パソコンとiPhoneの数値は秒数がほんの少し違っているくらいならOKです。他にもう一点を同じように念のため比べてみましょう!
7:これで設定が全て終わりました。
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【ログの作成】
1:いよいよログを付けようとする場合は、iPhoneのツールバーの「人間マーク」をタップして、次に「+マーク」をタップすると、「確認 GPSログを開始しますか?」と表示されますので、「YES]をクリックします。
2:ログを止める場合は、「人間マーク」をタップして「停止」を選べば止まります。
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【まとめ】
以上のように最初の最初でつまづく人のためにメモしてみました。文章にするとこれだけ長い操作が必要ですが、実際には地図を取り込むだけの操作になりますので、1枚の地図を取り込むのに2、3分もかからないという感じで出来ると思います。つまり簡単に作業はできます。
私もそうでしたが、難しいメンドクサイという先入観が誤解を与えていました。
一度正しくやれると後はカンタンです。実は、簡単な手順のページを探しましたが見つけられませんでした。そんな訳でここにメモする気持ちが生まれました。
本日のことですが、自宅に現在位置のマークが出たときには感激しました。近所を車でウロチョロしましたがバッチリでした。
次回、山で使うことを楽しみしています。
というか、私の場合はログを取る目的ではなく、現在位置の確認のために使いたいと思っています。ログを取り続けるにはiPhoneのバッテリーの持ち時間が問題となると思います。(そのあたりは「設定」で省電力化できるようです。)
とりあえず今回はここまでです。
長い日記となりましたがお許しを!
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【追記】2013.04.03
その後、使いこなしていますので、それをメモした日記↓も書きました。
http://www.yamareco.com/modules/diary/42284-detail-49629
こんばんは。
私も最初知らなかったのですが、DIYGPSの作者さんもヤマレコユーザーですよ。
keizi666さんです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-12270-prof.html
>alpinismoさん
おはようございます。ブエノスディアス!
そうなんですね。教えていただいてありがとうございます。
ファンメールを書こうかな?と思ったりして。。。
それにしても、iPhone+カシミール3D+ドロップボックスのそれぞれの長所を利用したアプリですね。感心しております。
iPhoneのバッテリーの問題を解決できるハードがそろえばベストなんでしょうが、ユーザーとしてはそれが気になるところですね。
こんばんは。
バッテリーの消費の早さは気になりますよね。
ちなみに私は予備バッテリーはここで紹介した物
http://www.yamareco.com/modules/diary/31730-detail-38229
を使っています。
これで今の所日帰りで足りなくなった事はありません。
(データ通信、wifi、Bluetoothは切って、DIYGPS以外のアプリは使わない状態で)
ご参考まで
あっ、このバッテリーケースの日記はalpinismoさんが書かれたのですね。
私は自分の日記を書く前にalpinismoさんのこの日記をお気に入りしていましたよ
alpinismoさんはiPhoneのヘビーユーザーさんですねきっと。
このバッテリーケースですが、残念ながらアマゾンでは在庫がないみたいです。
現在私も注目しておりますが、本当のことを言えば、防水ケースにもなって単3電池で使えるようなバッテリーケースだとベストだと思っています。そんなものはないですね?
なかなか高い要求ですね(笑)
私はあの日記に出ているものの他に
Panasonic USBモバイル電源パック リチウムイオン 5,400mAh 黒 QE-QL201-K
http://goo.gl/jbK38
を持って行き、バッテリーケースの充電がなくなったらiPhoneをケースから外しザックの中でこの電源パックからバッテリーケースを充電すればいいかなと想定しています。
(実際足りなくなったことがないので使っていないですが)
乾電池使用だと
http://goo.gl/mIdmk
こんなかんじのものが何種類かありますが。
私は、カメラのバッテリーが充電出来ないかななんて夢想しています
alpinismoさん
いろいろ教えていただいてありがとうございます。
やっと今頃気がついたのですが、乾電池のバッテリーパックっていうのは、1回とかせいぜい2回ぐらいしかフル充電できないんですね。そんなもんなんですね。知りませんでした。
そうなると話は最初にもどって、alpinismoさんに最初に教えてもらった物が良い感じがします。で、alpinismoさんのように非常用のバッテリーパックを別に持参するというのが正しいアイフォンの山での使い方のように思えてきました。
いろいろ教えていただいてありがとうございます。
その後に、電波の届かない山でも使いましたが問題なく使えました。
あえて問題となるのはiPhoneのバッテリーの消耗ですね。
その問題の対応はスキンと充電器をテストしています。
後日、OKだったら後日ここに追記することにします。
【追記】予備電池のスキンを使ってみましたが、かなり長時間使えました。これなら山で十分にiPhoneがGPSロガーとして使えると思いました。
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