SFTSに関する厚生労働省のQAは↓こちら
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
SFTSで問題なことは、極めて致死率が高いことだ。万一、感染してしまった場合でも有効な治療薬は無く、今のところは対処療法しかないという点は嫌な点だ。それに、SFTSと診断された患者はなぜか壮年から高齢の者が多いというのも気になる。低山を登ってマダニに食いつかれたぐらいで命を落としたんじゃたまったもんじゃない。
そこで、予防法として私なりにあらためて調べたところ、ある県のHPには次のように書かれてあった。
予防策は?
現在のところワクチンはありません、
マダニに咬まれないことが重要です。
特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけて注意が必要です。
なお、九州地方では冬期にマダニが動物から採取されたとの報告もあります。
草むらや藪などに入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用しましょう。
肌の露出を少なくすることが重要です。
屋外活動後にはマダニに刺されていないか確認してください。
また、草むらや藪に入ったあとは、新しい服に着替えましょう。
以上をまとめると、物理的にマダニに刺されない服装をしましょう!ということだが、その程度ではやはり心配になる。これじゃ去年と同じだ。
残念ではあるが、マダニの活動期に入っても行政当局からもっと有効な予防対策が出ていない以上、それなりの自衛策は必要だと思う。
そこで、あくまでも私自身の自衛策として紹介するものであるが、“犬猫用 フロントラインスプレー 250ml (動物用医薬品)”というものをズボンなどの衣類の上から噴霧することが有効であるように思われる。これはハンターの人もやっている方法だとか。
法律が変わったためかどうかその点のことは詳しく知らないが、フロントラインスプレーは動物病院でしか買えなかったようであるが今は通販でも買えるようである。(あくまでも自己責任でお願いします。)
また、普通の“虫よけスプレー”をズボンなどの上から噴霧することも効果があるように書いてあるページも見つけた。こっちの方が一般的には現実的で実用的かも知れない。
また、猟犬を使って狩りをするハンターの人は、(牛とかの)家畜用の薬剤を100倍に希釈して衣類に噴霧する人もいるようであるが、薬の量を間違えると犬までもが死んでしまったこともあるようなので、そうなると逆に怖いことになる。つまり、この方法は避けた方が無難であると思われる。
万一、山でマダニに噛まれてしまった場合は、無理に取ってはダメで、食いついているマダニの上からワセリンを塗るとよいのは正解であるようだ。(追記:ワセリンは適切とは言えず疑問点もあるようです。)家に帰ってから体に潜り込んでいるのを発見した場合は、無理に取らず病院でとってもらった方がいいという指示は専門のページには多い。何はともあれ、最悪の事態にならないように、発熱して下痢や嘔吐(おうと)などの症状が出たらすみやかに病院に駆けこんでいただきたいと思う。
実は、私もその昔、長野県大町の扇沢の林の中でマダニに食いつかれたことがあった。家に帰ってから気付いた。体を私の胸のみぞおちの皮膚深くに潜りこませていてまるでエイリアンのようであった。マダニそのものの知識もなかったにも拘らず当時でも怖かったが、今だったら顔を青ざめていたかも知れない。もっとも、マダニに食いつかれたと言ってもSFTSの感染率は日本では極めて低いのでパニックになってはいけないと思う。焦らず落ち着いて対応していただきたい。
雨にも負けず、マダニにも負けず…
![](https://www.yamareco.com/uploads/smil3dbd4dbc14f3f.gif)
こんばんは。
私は過去3回マダニに喰われたことがあります。
仲間内でも喰われた話題はしょっちゅうでした。
最近になってコワいニュースが取り上げられてますが、これって今までにはなかった新しい症状なのでしょうか?
今までも、つつがむし病とかQ熱リケッチアとかは聞いたことがありましたが、実際には発病した話を聞かず油断して気にしてませんでした。
最近、気になりだしたので、山道具屋さんで千円ちょっと出して除去具を買いました。
私のつたない経験では、いくら衣類でカバーしてもムダという感覚です。
ヤツは知らないうちにいつの間にか皮膚の柔らかい場所に移動して、しっかり食らいついてしまいます。
痛くもカユくもないし、山行中にはなかなか気付かないのが厄介です。
bunacoさん、こんばんは。
bunacoさんは原生林の中が好きなので食われやすいかも知れませんね(笑)
このウイルスに関しては昔から日本にあったものの見過ごされてきたのだと思います。
ただ、現実的には致死率が高いことと効果的な治療薬がないために、ある意味ではマムシよりも怖いかも知れません。知ったがために怖さが出たというのが正解かもしれませんが、知った以上は対応しなければいけないとも思ったりします。
現実的には藪こぎみたいな場所以外はスプレイの必要はないと私は思っています。感染の確率は非常に低いということは救いです。
ただ、ウイルスに関しては食いつかれてからでは遅いのではと思います。だからワセリンとか除去する器具をつかって取っても心配は心配ですよね。
おはようさんです
鳥インフルとかマダニとか、世の中おかしいね、なにか
こういう時ってノストラダムスとか信仰カルト集団とか
の台頭時期なんだよね。
>知った以上は対応しなければいけない
警告・・宗教思想では対応できません。
>マムシよりも怖いかも知れません
交通事故に遇う確立のほうが比較できないほど大きいで
す。(山屋さんは・・べつですなぁ
でわでわ
uedayasujiさん、おはよ!
マムシは年間3千件ぐらい事故があって8人前後亡くなっているようです。マダニの死亡もそれくらいですかね。
ちなみに山では年間300人ぐらいが遭難などで亡くなっているみたいです。増加傾向。
交通事故はかなり減って来たと言われても年4千人余り死亡
車に比べたらどんなものでも安全になってしまいますね。
ふむふむ・・
遭難するような山行する人って・・100人に一人?
でも交通事故は365日可能性あるけど、遭難は月4回山行
しても年間48回。そう考えると、遭難の確率ってすごく
あがりそうですなぁ。結構やばい数字。そのうち山行免
許なるものが出来るかも・・
でわでわ
uedaのおっちゃんの計算がどういう根拠かわからないけれど、私はマムシの3千件という数字が嫌ですね。私はアレが超大嫌いなので夏は低山は遠慮したいのが本音です。ヒルやマダニの方が遥かにいいわ
登山は現実問題として一歩間違えれば死んで当たり前の場所を何万人が歩いている訳だから確率的には事故が起こるし死亡事故も起こると思います。それは交通事故も同じだけれどね。どちらにしても死んではダメだから、そういう意味から言えばマダニも怖いね。
そうそう、山で遭難するケースとして「野生動物の襲撃」というのも意外と多くて、落石や雪崩の倍ぐらいあるんだね。熊のことですかな?遭難でダントツに多いのは道迷いですね。道に迷って滑落というのが最悪のパターンですかね。
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