私たちの山の大先生はこの歌がとても好きでした。
私たちがテントの中で必ず歌う歌でもあります。
それぞれの岳友(=学友)の結婚式の時でもこの歌を歌ったものです。
大先生を中心に新郎を囲み、肩をくみ、野暮な合唱で来賓の失笑を買ったものです。
しかしながら、後日談としてどの岳友の親戚や来賓にも記憶に残っている一場面のようです。
さて、その3番の歌詞に、
「落葉松(からまつ)萌(も)ゆる春山に
みんなでみんなで行ったっけ
思わぬ雪にワカンはき
苦労したことあったっけ…」
とあります。
「思わぬ雪」というのは、「時季的に予想しない雪」ということでしょうが、この歌を歌う時、「思わぬ雪」と言うぐらいだからそんな時にワカンを持っていくだろうか、という素朴な疑問をいつも感じたものでした。
確かにそういう屁理屈も成り立ちますが、ここ数日の季節はずれの寒波は山に雪を降らしたようですね。果たして、この思わぬ雪にどれだけの人がワカンを持っていったことでしょうか?(私なら持っていきませんが

以下、「山の友よ」の歌詞をメモしておきます。
私たちもその頃の大先生の年頃になってきました。
吹きすさぶ春の風に、友をしのんで仰ぐ空…

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山の友よ
薪(まき)割り飯炊き小屋掃除
みんなでみんなでやったっけ
雪解け水が冷たくて
苦労したことあったっけ
今では遠くみんな去り
友をしのんで仰ぐ雲(空)
前傾外傾全制動
みんなでみんなでやったっけ
雪が深くてラッセルに
苦労したことあったっけ
今では遠くみんな去り
友に便りの筆をとる
落葉松(からまつ)萌(も)ゆる春山に
みんなでみんなで行ったっけ
思わぬ雪にワカンはき
苦労したことあったっけ
今では遠くみんな去り
友の姿を夢にみる
----------------
※山岳会の歌詞集には若干歌詞が違う場合もあるようです。その場合は悪しからず御了承願います。
追記:youtubeにダークダックスの歌がありましたので付け加えておきます。
私はふとしたきっかけで急に山に行くようになったんですが、学生の時に登山部で本格的にやられてたかたって尊敬します
学生の時に登山なんてまったく考えたことなかったですからね
何か特別な世界って感じでした。
特に雪山なんて、なんで危険を冒してあんなところに行くんだろうと不思議でした。
それが毎週のように山に行き始め、山に行かないときも妄想登山をするようになってしまって。。。
Daveさん、お疲れです。今はラウンジですか?
おそらくですが、「山」は全ての趣味の中で最高のものだと思います。
食事から睡眠までの生活そのものも入っていますし、どこからどこまでが山か分かりませんが、氷の世界も岩もお花の世界もパラグライダーで飛ぶことも岩魚を釣ることも私には山です。地図を見て妄想する山もありますね。
山は一方で危険と隣り合わせなのも確かですので、それをキッチリと考えてキッチリと対応して実行することが大切なんでしょうね。
どちらにしても、中国岳を含む南北アメリカ大縦走お疲れでした。
murren 様、こんばんわっですっ
「山の友よ」…申し訳ないコトに存じませんでしたので、You Tube で聴いてみましたっ‼ 楽しげな曲で…歌詞がいいですねっ
中学の時、担任だった先生が山男で(当時は山ボーイという呼び方はもちろんありませんでしたし、山ボーイとは程遠かった…
あの時の歌もさがしてみよっ
murrenさん、こんばんは。
>「思わぬ雪」というのは、「時季的に予想しない雪」
去年のGWに白馬岳で起きた悲しい山岳事故
まさにその時、白馬岳の麓のキャンプ場で家族で
テント泊をしていた時にニュースで事故を知りました。
麓のキャンプ場は過ごしやすい天候でしたが、直ぐ先に
見える白馬岳では、人の命が簡単に失われる程の悪天候!!
正直、驚きと何とも言い難い「ギャップ」に眉をひそめた事を鮮明に覚えております。
そして、昨日の白馬岳雪崩による死亡事故!!
私達家族も、もっと真剣に「リスク」を考えなければと、思いしらされました。
primaveraさん、おはようございます。
そうですね、私もYoutubeで見てみました。ダークダックスのを。おそらくは音符に正しい歌い方だとは思いますが若干違和感を感じました。おそらくは私たちの歌や他の山岳会の人達も聞き伝え歌い伝えで若干変化してきているかと思うので違和感を感じるんでしょう。
他にも山の歌としては、涸沢の歌(長い冬が終わり〜)、エーデルワイスの歌(雪は消えねど〜)、シーハイルの歌(岩木のおろしが〜)、新人哀歌(いいぞいいぞと〜)、いつかある日、谷川小唄(夜の上野の〜)、まあ、こんな所が定番の歌い出しでしたね。歌詞集には100曲ぐらいありますので半分以上は歌っていたと思います。とてもなつかしいです。
中学の時の先生は思い出多いいい先生なんでしょうね。
つい最近のことかも知れませんが
ryuu88さん、おはようございます。コメントありがとうございます。
私も時季的には珍しい大雪のことを言いたくて日記にした訳です。そこのところをコメントしてもらって意を得たりという感じです。
ヤマレコの記録を見ていたりすると、「体力と天候の良さ」だけで登っている人が多いのを感じます。それはチャンスを逃さないやり方なので悪い訳ではありませんが、こういう大型連休などのように日程優先の山行だと、自ずと弱点がさらされてしまう結果になりかねませんね。そういう意味では勇気ある撤退も必要な判断だし、常日頃の週末登山でも悪天での経験を意識的に積むことも必要だと思います。ryuu88さんのこの前の山行みたいに。
murrenさんこんばんは。
先週の山行の「本質」を分かって頂けていて、嬉しいです。
子供達に自然・山の楽しいコト!いいコト!を教えるのは案外簡単だと私は思っております。
しかし、楽しむためには、厳しさやリスクを教えておく事が必要とも思っております。
頭で理解する!も必要!五感で感じさせる!凄く必要!と考えています。
そう言う意味では先日の八経ヶ岳はとてもいい経験をさせれたと思っています。
(思っているのは私個人だけですが
(トンネル西口コースは過去2程歩いておりましたので)
本当は当日、ryuuの友達のご家族と一緒に行く予定をしておりましたが
私達家族より経験が浅いご家族でしたので前日に
違う日に延期することにいたしました。
この様な教え方・経験のさせ方は、murrenさんから見てどの様に感じられますでしょうか!?
不躾で申し訳御座いませんが、率直なご意見をお聞かせいただければ幸いです
murrenさん、有り難う御座います。
>「新しいことを同時に2つ以上しない方がいい」
これは、ちゃんと意識していないと案外、気づかない間に
やってしまう!やっていた!ような気がします。
多くの不慣れな事を同時に考え対処することは、とても難しい事ですもんね
何時もながら、murrenさんの活字で解りやすく人に伝える・教える!上手さには、ホントに驚きです。
(私はめっちゃ苦手なモンで
ryuu88さん、おはようございます。
少しニュアンスが違いますが、「新しいことを同時に2つ以上しない方がいい」とはよく言われます。例えば、新しいアイゼンでいきなり行ったことのない雪山に入るとか、厳しい天候+行ったことのない雪山とか、組み合わせは無数ありますが、それがさらに山に入って新しいことが加わったら山から逃げた方がいいと思います。撤退した方がいいということですよね。
悪天でのトレーニング意識があれば慣れた山なら有意義でしょうが、知らない場合はそれだけで危険を伴いますので計画ルートを短くするとかの工夫は絶対に必要かと思います。
楽しいことを教えるのはともかく、山の厳しさを教えるのは書物や記録などでも伝わると思います。それをあえて現場で教える場合は用意周到な準備は必要かと思います。私たちは最初の冬山でテントのとなりでいきなりビバークの訓練をさせられました。高校生のときです。あと、林道のカーブを利用して絶対に遭難しない場所で、首までのラッセル+やぶこぎを一人でさせられたことがあります。
そういう意味ではryuu88さんの考えは他の人も見習うぐらいだと私は思います。ご立派と思います。
私も大幅に予定を変更して無事にこのGWを楽しんでまいりました。
最近ヤマレコを見る事が減り、なかなか他の方の素晴らしい記録を拝見することがなく、ryuu88さんとのやり取りに改めて御嶽山、八経ヶ岳の記録も拝見させていただきました。
お二人のきちんとした考えを持って山に向かっていらっしゃる姿勢とても尊敬します。
同時に二つ以上のことをしないことが良い。
その通りだと思います。
ハイキングから始まり厳しい冬山など人それぞれの山の楽しみ方があります。
私もそうですが、みんな最初は初心者です。
目指す山の方向性によって段々と勉強していって
多くの方がその素敵な山を楽しめるといいですね。
mitukiさん、こんにちは。
横尾からの入山規制は仕方ないですね。
記録を見ると横尾尾根から槍に向かったパーティもいるようですが完全なバリエーションですがなるほどと思いました。
それにしても、本当にレベルアップが段階的でステディで素晴らしい限りです。ザイルワークも慣れてきたと思いますので、今度は自分でルート図を見て研究したりしてイメージトレーニングするのもいいと思いますね。おそらく阿弥陀の北稜がイージーと私が言った意味が今だと分かってもらえたと思います。振りかえるとそんなもんですね。
今回の山行はそういった様々な気象や現地の状況を汲み取って涸沢の絶景を諦め別の技術を身につけるお山を選んでくださった師匠と仲間のお蔭なんです。天気もいいし、大丈夫だろう・・・。きっと素人の私だとそういった甘えが出てしまったかもしれません。起きてからでは遅いのですよね。。。
まだまだザイルワークもたつきます
murrenさんの日記ですが失礼します。
ryuu88さん。
戯言なんてとんでもないです。しかも私はryuu88さんよりずっと素人ですよ
あれ、変だなとおもったら、ryuu88さんが追記されていたんですね。
追記だと分かりにくいので、できれば新しいコメントの方がいいですね。
どちらにしても、mitukiさんもryuu88さんも向上心があって本当に気持ちがいいですね。そういう人には応援したくなります。
次回かいつか分かりませんが、ATCや8カンじゃなくてカラビナを利用した下降器の方法とか危険性を書いてみようと思います。懸垂下降は肩がらみが基本ですが、現実的には肩がらみだと摩擦で服が融けたりお尻が痛くなったり火傷したり色々と大変ですので、そのあたりの非常用の下降のしかたとか、そのあたりを日記にしてみますね。いつのことか分かりませんが。
懸垂下降は命の関わることなので、絶対に確実にが条件ですものね。
お忙しいところ恐縮ですがとても楽しみにしています。あわてずに時間のある時にゆっくりでいいので、是非よろしくお願いします。
mitukiさんへ
いつのことになるか分かりませんが気が向いたら書いていこうと思いますね。
ただ、私が言いたいのは、自分にあった道具を選ぶことも必要です。カラビナ1枚でもそうです。そんな概論です。
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