7月18日(金)。快晴。実は私はグリンデルワルトからユングフラウヨッホへの乗り換え駅のクライネシャイデックに滞在しておりまして、朝食後に8時の一番電車に乗ってユングフラウヨッホまで行き、しかしながらそこでメンヒ側の出口じゃなくてユングフラウ側の出口に出たりして思わぬ時間をくってしまいました。
メンヒ(4099m)は比較的簡単な4000メートルですが、ルートには雪が多いためにやっぱり冬の八ヶ岳の硫黄から赤岳ぐらいの総合力が必要におもいました。ただ、ガイドを雇っている登山者の多くはひどいど素人が多い感じでした。
雪のナイフリッジではほとんど私が登りでも下りでも避けますが、お礼も言わないガイドもいますのでガイドの人間性もピンキリだとおもいました。
メンヒの頂上はとても気持ちのいい雪の頂上でした。
この日は翌日にユングフラウに登るためにメンヒスヨッホヒュッテという山小屋に泊まりました。国際色豊かなテーブルで、スペイン人、ロシア系アメリカ人、イタリア人や日本のカメラマンたちと実に楽しい夕食となりました。
7月19日(土)。晴れのち曇り。小屋の朝食の時間は登る目的の山によって違っていて部屋もそれなりになっている合理的なシステムでした。
私はユングフラウが目的なので朝食は朝3時でした。
さすがに単独登山者はこちらでは異端者であり、「危険だ」と何度言われたかわかりませんが、それを助けてくれるわたしのウッドの古いピッケル、シモンスーパーEのピックに私が開けた穴をじっくり見入ってくれたガイドはたった1人だけでした。私が「知っていますか?」と聞いてみて「知っている」という答えが返ってきた時は嬉しかったですね。超イケメンで若いガイドでしたが男が惚れるような男でした。
ユングフラウは氷河を横断するために危険をともないます。その意味では確かに単独は危険なのですが、アンザイレンで本当に助かるのかと言えば私はむしろ疑問に思います。
ともあれ、ユングフラウも雪が非常に多く、ほぼ雪稜の登山ででした。技術的には雪の奥穂高を穂高山荘から登る部分が延々と続く感じでした。
ユングフラウ(4158m)の山頂からの景色は圧倒的でした。
下山は訓練で懸垂下降を7回ぐらいしましたが、思いがけず時間がかかってしまいました。その後の話は省略しますが、下山時の緩んだ雪のクレバスのスノーブリッジを超える時は肝を冷やしました。氷河はやっぱりこわいです。
7月20日(日)。曇り時々雨時々はれ。本当はこの日は天気が悪い予測だったので休養日にあてるつもりでしたが以外と天気予報がよく、明日の方が天気が悪いので、念願のミューレンに行くことにしました。
25年ぶりのミューレンはケーブルカーがロープウェイに変わっている以外は何も変わっていなくて感激しました。
シルトホルンにロープウェイで上がると時々晴れの壮大な景色が眺めることができました。そのむかし、ここで朝食を食べたのが昨日のようでした。
やっぱりミューレンは格別な村ですね。
7月21日(月)。雨。きょうは、1日雨の予測なので休息と次の計画のための調査に当てました。ホテルのレストランに朝から座り続け、昼はワインとチーズとフランスパンだけ(こっちのが高くついた)。
夕方雨が止んだので近くをハイキング。様々なアルパインフラワーを観察しました。
スイス人のおばあちゃんたちと一緒に歩いていたら、シャモアの群れを発見しました。おばあちゃんの1人が教えてくれました。
帰りはウサギをくわえた狐が私を追い越していきましした。
雨でもスイスさいこうです。
明日は、グリンデルワルトを離れ、ツェルマットには行かずサースフェーに行きます。4000メートルでは最も簡単な山のアリランホルンに登ろうと思っています。
ちなみに、本当はアイガーを登りたかったのですが、雪が多く氷河にもトレースはなく、ミッテルギヒュッテも閉まっていますので今の私の力では登るのは難しいので素直にあきらめました。
ミュウレンさん、こんちわ
やってますね・・
なにか4000m峯が身近に感じられます
言葉は大丈夫なんでしょうか?
>私が登りでも下りでも避けますが、お礼も言わないガイドもいますので・・
いづこも同じですね
>雪のクレバスのスノーブリッジを超える時は肝を冷やしました・・
わたしが言うのもなんですが、充分お気をつけて楽しんでください
帰国後のレコを楽しみにしてます
でわでわ
."
ウエダさん、
スイス人は英語能力は非常にたかいので全く問題ありません。私の英語もだんだん昔の感覚が蘇ってきて嬉しいです。他の国から来た人も程度の差がありますがほぼ問題ありませんね。
クレバスは分からない怖さがあります。単独が危険とされる理由は特に氷河歩きですね。
きょうは、サースフェーのドミトリーでドイツ人の青年登山家と同室です。とてもいい男で気があっています。
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