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2014年12月30日 22:25岩登り・登攀技術全体に公開

目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?

「これを見て何か分かる方は「山のシロウト」ではない。たぶん、ほとんどの方は、この中に書かれている事は理解できないと思います。」

…そんなことが書かれたページを発見しました。

何気なく見ていたら・・・おお ・・目からウロコです。

以前、私は「ソロシステムの構築へ」という日記を書いておりました。
http://www.yamareco.com/modules/diary/42284-detail-78329

その中で単独登攀の方法として、
 (1)フリーソロ
 (2)ループ登り(通称デン助)
 (3)Z法(登り返し法)
と、偉そうに3つの方法を書いていました。

実は、もう一つ単独登攀の方法がありました。
 (4)「泉澤式」と呼んでもいいと思います。

最大の特徴は、Z法のように中間支点を構築していきながらもループ登り(デン助)のように登り返さなくていいのです。アンカー部分や中間支点も回収できるのです。

これは目からウロコです↓↓
http://titekiseisan.totorogou.com/solo-climbing.html

氏が書いていらっしゃるように、この図を見て理解できる人は少ないのかも知れませんが、でも、分かる人には目からウロコだと思います。

簡単に説明をさせてもらうと、墜落した場合は、テープスリングが引っぱられますがロープがあるので金具で引っ掛かります。つまり墜落が止まります。しかしながら、登り終えてAのザイルを引っ張るとテープスリングがすっぽ抜けてランニングビレーが回収できる訳です。

今年最後の発見であることと、その備忘録として書かせてもらいました。
(※勝手にリンクさせてもらったことをお詫び致します。問題があれば削除致します。)

みなさま、よいお年を!
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コメント

ゲスト
RE: 目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?
Aを上から抜くと全て回収出来るんですね
よく考えたものです。
ハーネスに接続したAザイルをスリングに通すには、中間支点のたびにハーネスから外さなければならないと思いますが、その時はAザイルが落ちないように外す前に支点に一時的にフィックスする必要がありますね。
2014/12/30 23:30
ゲスト
RE: 目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?
shinya-hikerさん
そこらが私も疑問ですが、あらかじめ何本かのシュリンゲにAザイルを通していたのか、その都度シュリンゲを結んでいたのか、この図ではなくダブルのシュリンゲだったのか、そこらが疑問です。
どちらにしても実際に使われていたということですのですごいですね。
シュリンゲの結び目も考察の余地があるように思えます。
来年研究してみます。
2014/12/31 0:40
ゲスト
RE: 目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?
あと気がついた点として、ボルトやハーケンのみに特化した手法とも思えます。
ナッツやフレンズがこの手法では使えない(回収出来ない)ので、基本は登り返しと書いているのかもしれません。
スリングの結び目はビナ側に結び目がくるようにし、ビナ側でスリングを縛ってしまえば、結び目が移動しハーケンの穴に詰まることを防止出来そうです。
久しぶりに岩雪の表紙見ました。懐かしいです。
2014/12/31 2:03
ゲスト
RE: 目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?
shinya-hikerさん
20年前プラスαの話らしいですが、そうですねナチュプロは残置になるので意味がないですね。
私のイメージは穂高屏風岩です。その古いボルトなどが今どうなっているか現状はわかりませんが、人工登攀のクラシックルートの残置を使うのに良いシステムのように思います。
まだ研究していませんが、ダブルのソウンスリングを使うのをイメージしています。あるいは、これから別のアイデアが引き出されるようにも思います。
2014/12/31 7:49
RE: 目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?
とても参考になります。
これは保存して、検討したいです。
(多分、使わないでしょうが、知識として、面白いです)
でも、登り返しが基本と、しつこく書いてありますね
私の場合、本番の滝直登で、登り返したく無いんですよね。
結局、ビレー無しか、「巻き」で逃げる結果となる始末です。
では、良いお年を…
2014/12/30 23:32
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ゲスト
RE: 目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?
ringo-ya さん
登り返しだと最初のアンカーの強度が不足していても中間支点を固定すれば強度が高まりますが、この方法だと最初のアンカーの依存度が高いので、その辺りの登り返しの安全性のことじゃないですかね?
どちらにしてもソロシステムの構築を考えるのは頭の体操になりますね。
2014/12/31 0:48
RE: 目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?
こんにちは!

このような方法を自分で編み出し、実際に登ってた方がいらしたとはすごいですね!
今と違って高性能/高価なギアを使うでもなく。

パッと見ですと、今の常識だとチョットどうかな?本当に大丈夫なの?(^^;)と思えるような箇所もアチコチに見受けられる気もしますが、これでトラブルなく登っていらしたのでしょうからすごいと思います。

なんといっても「一度降りなくても回収できる」ってすごいです。
実際にはどの程度機能するか疑問無しとせずですが、よく考えたなぁと思いました。

頭の良い方なら、ここから応用して更に改良したシステムを編み出せるかも!

でも私ならここまでして一人では登らないです〜というか登れない(^^;)
ひょっとしたらワンポイントの難所の通過に使えるのかな?(^^;)

私自身は、このシステムは実際に参考にしようというよりは、クラッシックなクライマーの「情熱」を感じる逸話の一つとして拝見しました!

ありがとうございました!
2014/12/31 7:46
ゲスト
RE: 目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?
mieeさん
私がチンタラ書いている間にコメントありがとうございます。お久しぶりです。
全くその通りですね。当時の情熱を感じますね。
私も登り返しの方法で色々考えておりましたが、このザイルでスッポ抜く方法は目からウロコでした。
既存の道具で応用出来る感触も持ちます。
良いお年を!
2014/12/31 7:56
RE: 目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?
ほほ〜、なるほど。。

Aザイルをどうやって通すのかとか、落ちた時の
溶融による破断はどうなんだろうとかはありますが、
ロープの垂れ流しという発想はなかなか思いつきませんよね。

手法も凄いですが、こんな記事を見つけて来る
murrenさんが、これまた凄い!
2014/12/31 12:03
ゲスト
RE: 目からウロコ!こんな単独登攀方法があったとは!?
nanfutsuさん
イタリアンヒッチを加えている点でも工夫が見られますよね。
私はこの春ぐらいに色々とソロシステムを調べましたが、このページは見ていませんでした。
細かい点は色々とあると思いますがガリ版とかいう言葉が出ていますので相当古い工夫だと思われます。
私なんぞはイメージ貧困ですが、これをヒントに工夫できる可能性は感じますね。
nanfutsuさん、良いお年を!
2014/12/31 16:20
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