日本酒(2024.8〜2024.11)

しばらく開けてしまい溜まってました。
日本酒は絶賛ほぼ毎日飲んでます。
空けるペースが加速しているため、
そろそろ肝ちゃんを労ってやらねばならぬ気もします。
某サイトに備忘録として毎回レビューを上げているのですが（それも楽しみ）、
数えてみたら1年で60本(ほぼ720ml)以上飲んでました。ひとりで。
ぽしゃけ強くないのに大丈夫か…？

相変わらずひねくれレビュー。
食中酒や安定した品質の酒を評価するので、流行り酒は辛口評価です。

（点数）銘柄　種別　酒米（都道府県／酒造所）記号
★…季節その他要因の限定酒
■…食中酒としてよい　▲…温度帯の変化が楽しめる
点数は1〜10（好みによる）
5が個人的及第点、８以上がリピあり・人に勧める


（５）「鼎」　純米吟醸　生酒（長野／信州銘醸）
米をしっかり削った甘味に飲み進めるとピリッとした辛味、流行りの味だがフルーティというより甘〜い
（８）まんさくの花　亀ラベルGOLD　純米大吟醸一火　亀の尾（秋田／日の丸醸造）■▲
飲み始め穏やかな酸味、甘味を感じたかと思えばスッキリ辛口でキレ、穏やかに酸味を残し余韻に浸りながら消える。スッキリシャープ
（５）信州亀齢　純米　ひとごこち（長野／岡崎酒造）★
舌の上でグレープフルーツが弾け、徐々に甘くなっていき、最後は甘味と苦味が舌に残る
（９）Tsuchida F　純米／3年熟成（群馬／土田酒造）★■▲
口に含めばピリッと甘酸苦の梅酒風味、べたつかない甘さでスッキリ飲みやすくどの温度帯でも◎
（７）雪男　YUKIOTOKO sakeyell　純米吟醸　越淡麗（新潟／青木酒造）★■
新潟酒らしきドカンと辛口からゆるゆると甘口の波が揺蕩い辛口と穏やかの間に消える、置くと甘くなる
（５）蓬莱泉　熟成生酒　わ　純米吟醸（愛知／関谷酒造）★
りんごやマスカットのようなスッキリした甘さがやや重く溜まり、奥にほんの少しの苦味をちらつかせる
（８）白笹鼓　純米（神奈川／金井酒造）■▲
ブドウ糖系の米の豊かな甘みから即キレて口を刺激、甘酸がじんわりと落ち着けながら透明に終わる
（７）国士無双　純米吟醸（北海道／高砂酒造）■▲
ふんわりアル感漂う中に渋みが混じり、ガツンとキレてやがてまた漂う。後味ややあり
（６）和可娘　萌黄　純米吟醸無濾過生原酒（山口／新谷酒造）★
舌の両端を刺す酸味(ガス感)といちごのまったりした甘み、米サイダーのように少しずつ余韻が去る。白ワイン風味
（７）三千櫻　純米吟醸　滋賀渡船55（北海道／三千櫻酒造）■
最初洋ナシ風味、その裏に強めの辛味が流れ込み、最後はぬるりと浸透していく。ヘヴィだが飲みやすい
（８）中乗りさん　30BY純米酒五年熟成　ひとごこち（長野／中善酒造）★▲
飲む焦がしカラメル。一体化したほろ苦さと仄甘さが水のように流れ込み、奥にチラチラと辛味が見え隠れする
（８）七笑　純米吟醸　ひやおろし（長野／七笑酒造）★■
和梨水。爽快感あるも適度な甘味、奥にチリチリと見え隠れする仄かな辛味がアル感を感じさせ、尾を引かず穏やかに去る
（９）稲の国の稲の酒　特別純米酒　露葉風（奈良／長瀧酒造）■▲
甘辛酸苦すべてのバランスがよく、どっしり濃醇。最後仄かにアル感が見え隠れするも後味よし。すべての食事に合う
（７）若蔵　2024　純米（北海道／高砂酒造）★
酸味やや強いヨーグルト。酸味の中にちらりと甘みを見せ、アル感と酸味の締めでマヨネーズを思わせるも後味はすっきり
（５）恋華 Rouge　純米吟醸（広島／白牡丹酒造）
飲み口シードル、と思いきや酸味とアル感が突き上げてくる。シードル＋日本酒。
（５）中乗りさん　はっこうさぎ　特別純米（長野／中善酒造）
りんごのフレッシュで豊かな甘みが広がり、辛味が舌にビリビリ来て酸味と錯覚させる。時に目をしぱしぱさせるような米のアル感
（６）極物　無印（山形／六歌仙酒造）▲
水、すぐにアルコールの辛味。味わいは豊かだがやや薄めで、さくらんぼっぽいがアル感の嫌らしさは感じる。燗をつけないと微妙
（８）あら玉　特別純米　改良信交（山形／和田酒造）■▲
フレッシュな米のアル感がすぐにマイルドかつ仄かな酸味と甘味で上書きされ、最後は苦味で薄く尾を引く。飲み口軽く、燗や食中酒の適性高い
（３）吾有事　火先　純米大吟醸（山形／奥羽自慢酒造）
やや臭みあり甘辛強い。有り体にいえばマンゴー、その後にやや苦味が沈降する。ウィスキーボンボンに近い。置くとかなり味が劣化する
（９）なんどでも　純米吟醸　つや姫（山形／東の麓酒造）■▲
なめらかシルキーな軟水で吟醸香なく、仄かな甘みから辛苦感じたかなと思った瞬間すーっと喉奥に溶ける。すべての温度帯で楽しめる
（７）Re:vive　空我（岩手／平六酒造）
白ぶどうの甘みがじわぁ、ピリピリした酸味が裾野を広げ豊かに、その後軽めに辛くキレて〆。今時のテイストだが深みがある
（１０）三十六人衆　水天　純米大吟醸（山形／菊勇酒造／廃業）★
なめらかな飲み口で底に甘酸辛苦が漂い、さっと溶けていく。
飲み重ねると仄かに米のふくよかな甘みが増してくる。飲みやすく上品。すべての食事に合う
（番外）本格焼酎　なかむら　芋（鹿児島／中村酒造）
シャビシャビ水からガツンと芋。臭み少なく飲みやすいがもうひとひねり欲しいか。

一行に抑えるのむずかしい。
今回は山行帰りの様相が色濃く残るラインナップとなりました。まぁ前回もか…。
北海道は本当は上川に立ち寄り上川大雪（十勝ではない）を頂きたかったのですが、
日程がずれ込んだことで休みが一日減り旭川で探すことになりました。
高砂酒造さんの裏手で頂いた大雪山伏流水は正直現地の水より美味しかった…。
御嶽山の木曽福島駅は駅チカに酒造が２つもあるんでいいですね。
山形のお酒は月山水系が多いようで、あんなに美味しく豊富な大朝日岳山系の
お水を使っているところはそんなにないようなのが意外でした。
ちなみに和田来の渡會本店さんは大朝日の地下水”も”使っているとのことです。
この近くには他四蔵固まっている面白い地域です。
この後12月は静岡祭りです。
ちなみに今夜は招徳と本老の松と白龍(新潟)飲みながらおでんとテンプラです。

最近山行けてないです。
ちゃんと休みの日に山間部晴れさせてほしいです。
休日出勤もやめてくだちい。
つらぽよ