真田丸は流行ってるが

真田丸は相変わらず調子良いみたいですね

ところで近頃の巷の風潮について。
10年かそこら前、新渡戸稲造の｢武士道｣がにわかに流行ったことがありました。現代語訳とか解説本がいろいろ発売されて、書店に平積みされていたものです。

武士道のなかに概ね次のような意味の一節がある。

ある大学で、教授の指導力不足を糾弾する学生が教室をロックアウトして、授業をボイコットする騒ぎがあって、様々な人が説得したけれども学生たちの不満は納まらなかった。
しかしある人が一言いったらたちどころに解決した。
その一言とは…

｢彼（その教授）は、尊敬すべき教師であるか？そうであるならおとなしく彼の指導を受けるべきである。
あるいは彼は指導力の無い弱い男であるか？もしもそうなら、倒れた者を突き刺すのは男らしくない｣

　
現代、ワイドショーやニュース番組や雑誌やネットなどで、芸能人のゴシップや政治家の不祥事が盛んに取り上げられています。
共通するのは、弱った人を様々なメディアが徹底的にメッタ刺しにすること。

悪いことした人を不問にせよとは思いませんが…集団ヒステリーみたいな状態はなんだか。

心に余裕がないのか、皆さん不満が貯まってるんですかね…

山に登ってさわやかな心持ちになりたいものです。心洗われる美しい景色や鳥のさえずりに触れたいな