風が吹けば桶屋が儲かる と よく言います。
一見関係なさそうな両者ですが…めぐりめぐって影響してる
この伝でいくと
私がいま山に登るのは、第二回日本グランプリでスカイラインGTがポルシェ904と激闘を繰り広げたから
ということになるのではないか と思います。
説明しよう。
そもそも 私が大人になってから、山歩きを始めたのは、
当時 休日の趣味でやっていたサイクリングで、途中に脇を通り抜ける筑波山に ふと思い立って登ったのがきっかけでした。
ではサイクリングを始めたのは何故かといえば、車大好きな私が、自動車の代わりに やむにやまれず自転車を買ったから。
というのも、遠くさかのぼれば 車大好き少年だった中学生時代の私が、
中学生では当然自動車は持てないし、もちろんバイクだって乗れない。しかたなく中学校の通学に使っていた自転車を バラバラに分解してはスプレーで塗ったり、いじったりしたのが始まりでした。
せっかく持ってるのだから、乗るほうも楽しもうと思ってサイクリングを始めたというわけ。
ではなぜ、車大好き少年になったのか?
それは父もまた車好きで、当時 友人の形見に買い取った日産グロリアを眺めながら、スカイラインGT誕生のエピソードを 生き生きと私に語ったのがきっかけ。
うちのオヤジをそんなに車好きにしたそのエピソードというのは
要するに もともと小さなファミリーセダンだったスカイラインに、レースで勝つためにグロリア用のデカいエンジンを無理やりぶち込んだという例の話。
今ならカローラのボンネットをちょん切って、鉄板溶接して長く伸ばしたうえ、クラウンのエンジンを積んだ という感じ。
こうして生まれた スカイラインGTが 第二回日本グランプリで 宿敵ポルシェ904と激闘を繰り広げたので、大変な評判になり ちょっとでも車に興味のある若者なら 誰でも知っているエピソードになったのでした。
そういう訳で、うちの父も多分に漏れず 車好きになり
その印象的なエピソードを 小学生に育った自分の息子に情熱的に語る
聞いた息子はすっかり車に魅せられ いつかきっと自分の車にもデカいエンジンを積んでブイブイ言わすぞと誓う
ところがいつまで待っても 子供の時間の流れるのは遅い。(今オッサンになってみると、時間の流れるのが異様に速いが…)
もう30年も待ったと思っても、ようやく中学生になったばかり。もう待てないので、泣く泣く自転車で我慢することにして、通学自転車をいじり倒すように。
大人になっても自転車をいじっていたが、ある日せっかくだから乗るほうも楽しもうとサイクリングを始め
サイクリングの途中でふと近くの筑波山に登る…
すると見よ
中学高校時代に親戚の叔父さんに教わった 山歩きの楽しみが
みるみる心のうちに湧き上がってくるのだった…
うむ
つまらない話が妙に長くなってしまいました。
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