先日、雪の北八ヶ岳を散策したときの出来事です。その日は高見石小屋から周辺散策後、中山を通って黒百合ヒュッテから渋の湯に下山する予定でした。
朝7時の高見石小屋の気温はマイナス13度。風は時折強く吹くもの絶好の冬山日和でした。高見石小屋から中山に向かう樹林帯は快適そのものでした。😺
ところが、中山展望台付近は樹木も少なくトレースもなくなり急に雪が深くなりラッセルになりました。その時、急に天候が悪くなり20mを超える強風がマイナス10度くらいの中、オジサンに叩きつけました。必死にラッセルしながら展望台から数分後、中山頂上方面の樹林帯に逃げ込み、やれやれ😅と思ったときに顔に異変😱を感じました。まるで麻酔されたかのように頬の感覚がなくなり、手を触れたら頬がとても冷たくなり凍傷を負ってしまいました。😭すぐに、耳たぶ、鼻先、指先を確かめ、感覚はありましたので頬だけトラぶっていることが分かり、すぐに手を当てて暖めてみましたが、手のひらが驚くほど冷たくなりました。😅
手袋を装着し、頬に手をあてたまま黒百合ヒュッテまで降りて、応急処置を行ってわずかに回復する感じでした。下山後、病院で診てもらい、軽度の凍傷との診断でした。今は時間を追うごとに回復している感じで頬の感覚も戻り、皮膚も少しづつ治っております。🙇😺
今回は、バラクラバ(目出し帽)を持っていたのに、被る判断が出来なかったこと。
中山展望台が森林限界付近で樹がほぼないので強風が吹くこと、まで頭が回らなかったこと。
ラッセルや足元に気をとられ、ネックウオーマーがずれて頬に強風が吹きあたっていたことにすぐに気づかなかったこと。🙇
など、予知と一瞬の判断が出来なかったことに対する反省の多い山行となりました。🙇幸いだったのは大事に至らなかったことだと思います。🙇🙇🙇
黒百合ヒュッテでは休憩中に頬を手で暖めながら、ガラス越に目の前の天狗岳に登ろうとしている多くの登山者を見ていました。中には素手でワカンを装着している方や😅、手袋はテムレス1枚で天狗岳に登ろうとした方😱がいました。そのような登山者を天狗岳がどう迎い入れたのかは存じませんが、自然や山は人間の都合など知ったことではない。自然や山の厳しい側面を垣間見たオジサンでした。😅
今回のトラブルはオジサンの今後の山行に活かしたいということで反省を込めて、日記とします。🙇🙇🙇
<写真左:ネックウオーマーとバラクラバ>
<写真中:下山直後のオジサンの頬部。軽度の凍傷>
<写真右:オジサンの冬山仕様の手袋>
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