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この作家は既読した「月まで三キロ」や「藍を継ぐ海」で私のお気に入りになっている。
今回読んだ「宙わたる教室」も期待を裏切らない一冊であった。
夜の教室に火星を作り出す!
未来を諦めたくない生徒たちの胸が熱くなる青春科学小説!
といったキャッチコピーも素敵なフレーズで興味をひく。
伊予原新の各作品に共通する科学的事実や研究などの資料に裏打ちされた書きぶりは、この一冊にも活きている。
吉村昭の戦争物の小説に似ているなぁ。
さらに今回は定時制高校が舞台である。
定時制高校については、その存在は知っているものの普通高校を出た私には全く実態を知らない存在だった。
この一冊を読んで、フィクションとはいうもののある程度実態を表現しているだろうと思われるので、定時制高校についての認識を新たにすることが出来た。
〜火星のクレーター〜
これがテーマである。その生成過程を定時制高校の教諭と生徒達が再現していくのだ。
こういった小説のカテゴリーを作り出した伊予原新という作家に更に前のめりになってしまった。
動画も何処かで視聴できるのだろうか。探して観てみたくなっている。
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%e3%80%8c%e5%ae%99%e3%82%8f%e3%81%9f%e3%82%8b%e6%95%99%e5%ae%a4%e3%80%8d+%e4%bc%8a%e4%ba%88%e5%8e%9f%e6%96%b0&mid=746922AD023D635E27C8746922AD023D635E27C8&FORM=VIRE
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