伝統を作った？

時々行く、お気に入りのとある低山があります。
その山の山頂には古い石垣なんぞが残ってて、よくある祠もいくつか点在しています。
あるとき、どなたかのブログにその云われが書いてあったのを見て
「これは知らんかった。他の人にも教えてあげよう」
と、A4コピー紙で説明文を作り、会社でこっそりラミネート加工して、山頂の祠にぶら下げたがもう10年くらい前のこと。
単なる自己満足だったんですが、この説明を読んだという登山者のブログを見て、「役に立ってるね」と妻と喜んでおりました。
何度か来た台風にもめげず、最後は祠の中に納められてて笑いました。
しかし、所詮素人がラミネートしただけの手作り看板はもうぼろぼろになってきていました。
「あ〜、そろそろ新しいのつけようかな〜」と思いつつもそれから1年くらい放置。
先日、やっと新しいのを作ったので、取り換えようと出かけました。

山頂に着いて、さて、と思ったら、「あれ？きれいなのがある？？」
誰かが作り直してくれてたみたいです。
文章もそのままで更新されてました。

きっと、私と同じように「これは残すべきだ」と思った人がいたんでしょうね。
新しい説明版をそのまま持って帰ったのはムダになりましたが、良いムダ（そんなもんあるんか？）になったと思い、気分良く帰ってきました